長野市内・タイ料理店の「イナゴ」料理(画像提供:信州昆虫食コンソーシアム) 「塩を効かして揚げたイナゴは、パリパリしていて、おいしいですよ。ビールを飲みながら食べると、最高です」と話してくれたのは、「信州昆虫食コンソーシアム」の飯島和久さんだ。 6月4日は「虫の日」。それにあわせて、長野県の昆虫食について、Jタウンネット記者が電話取材を行ったときの話だ。飯島さんの語る「昆虫食」の世界、それは...それは...深かった。 ソフトクリームにイナゴを刺した「イナゴソフト」も 諏訪湖畔で味わうイナゴソフト(画像提供:信州昆虫食コンソーシアム) 「昆虫食」ビギナーにおすすめの、「昆虫食」入門の料理は? そう聞くと、「イナゴと蜂の子は佃煮でおいしく食べられますよ」と飯島さん。やはりイナゴは基本のようだ。「イナゴソフトというのもあります。ソフトクリームにイナゴを刺したもので、夏は信州各地で売られていて、人気があります。見た目はちょっとグロですけどね」。まずイナゴソフトから入門する、という手もありそうだ。 フタモンアシナガバチの塩炒め(画像提供:信州昆虫食コンソーシアム) 信州の昆虫食全般については、こう話してくれた。 「『イナゴ』、『さなぎ(蚕)』、『蜂の子』、『ザザムシ』が信州の昆虫食4大珍味と言われています。 昆虫食は、地域の農業生産や地理的特徴と関わりが強く、イナゴは田んぼの害虫ですし、蚕のさなぎは養蚕業の廃棄物、蜂の子は、山間地域のタンパク源、ザザムシは天竜川水域に生息するトビゲラの幼虫です。 どれも、一般には、簡単な料理法で、佃煮や唐揚げなどで食べられています。 良質なタンパク質が鳥のささみと同様に含まれているとか、人の健康に必要な、ビタミン、ミネラルが豊富に含まれているなど、アンチエイジングや美容にも効果があるものが少なくないです」 甘く香りが良い、蜂の子ごはん(画像提供:信州昆虫食コンソーシアム) 飯島さんがお好きな料理は何ですか?と聞いてみると、 「イナゴ、蜂の子、蚕のさなぎは食べますが、ザザムシはちょっとだめかも......。 蜂の子は、佃煮でご飯にかけてもいいです。イナゴは佃煮にして、そのままおつまみですね。塩での素揚げもおいしかったです。 蚕のさなぎは甘辛の佃煮はおいしいです。においが気になる方もいますが・・・」 蚕のさなぎ(画像提供:信州昆虫食コンソーシアム) 2018年5月10日、「信州昆虫食コンソーシアム」では、ツイッター公式アカウントから、次のような投稿をして、話題となっている。 [昆虫食が食べられる道の駅]昆虫食を食べることができる長野県内の道の駅の調査がまとまりました。これからの季節は、信州は絶好の観光シーズンです。ぜひ寄ってみてください。 pic.twitter.com/k6fUOLqw5h— 信州昆虫食コンソーシアム (@KonchuNagano) 2018年5月10日 今年3月の調査時、長野県内には46か所の道の駅があり、その約8割、36か所が昆虫食の関連商品を売っていたとのこと。 このリストを作った目的、狙いについて、飯島さんに聞いてみた。 「まずは観光で信州にお見えになる方に、信州のヘリテイジでもある昆虫食を知っていただくとともに、試食からご購入いただければと考えました。信州は道の駅が多いのでそれもポイントです。北海道、岐阜について3番目なんです」 この夏、信州へ行ってみたいとお考えの方は、ぜひ昆虫食にチャレンジを......。 信州の昆虫食4大珍味は瓶詰や缶詰で売られている(画像提供:信州昆虫食コンソーシアム)