K副編集長のマジレスに軽く心を折られつつ、T編集長チームも、調査を続行することとした。カバーのかけられた信号、隠された標識 T「見てくださいよ。信号にカバーがかかっちゃってますよ」 I「ああ、本当ですね」 一帯にはいくつかの信号がすでに設置されているが、その多くには布のカバーがかけられている。中には「工事中」と書かれたものも。 M「標識にもシールが貼ってありますね」 T「車道の方のなんかはほら、全部青色のまま」 動かない信号、真っ青な道路標識。 ゲーム中にバグった空間に迷い込んだときのような、奇妙な感触である。 K副編集長チームも、同じ光景を発見していた。 街に「なりかけ」の芽たち おそらくバス停の予定地なのだが、遠目に見ると「怖い儀式」の現場っぽい。 事件のニオイが... これでも(新豊洲)駅前のバス停です これに限らず豊洲エリアには、「街になりかけの芽」がちりばめられている。テープで雑に覆った看板や、刻まれたばかりの自転車マーク――。 車輪がチラリと見えている おそらく「ここから」か「ここまで」だ きれいに覆った標識も 路上のマークを見て、S記者は「コマネチしてるように見えますね」。たしかに、言われてみれば、そんな気もする。水道での手洗いにも見える。 コマネチッ! 緑豊かな建物になるはずなんだろうけど さて、再び視点はT編集長チームへ戻る。 新市場の建物の多くには、金網のようなフェンスが取り付けられている。最初はなんだろう?と思っていたのだが......。 T「ああ、わかった。ここにツタを這わすんですね」 冬場ということもあってか、下の方にちょっぴり生えているだけ 屋上に加えて、こうして壁も豊かな緑で覆い、エコな建物を演出しようということなのだろう。 ここに限らず、あちこちに緑化の痕跡が しかし現在は、下の方にちょろちょろと見えるだけ。よけいに寂しい。 新市場西端・富士見橋側の出入り口 市場の西端まで来ると、そこにはほとんど森のように、豊かな緑が植えられている。 緑だらけ M「豊洲の森ですね。森......ここも森さんですか(笑)」 おそらくは無関係と思われる公園工事が進んでいた。これを見たT編集長、「あっ、盛り土だ」。もちろん違います 富士見橋まで出ると、新市場の裏側が姿を見せる。 新市場裏側 そこには、美しくタイル舗装された、まるで公園のような歩道が作られていた。いつかはここも、多くの観光客が行き交う場所になるのだろうか。 現在は封鎖されており、立ち入ることはできない。 もったいないなあ I「何やってるんだろう、という感じですね......」 美しいだけに、その虚無感がいっそう際立つ。 5回にわたる豊洲新市場レポも、いよいよクライマックス。本当に魚は食べられるのか? 最終回は27日公開。