鳥取のシェアハウスが行う、地域発信の新しい形「ブロガー・イン・レジデンス」
僕らの町に「ブロガー」を呼ぼう――。
鳥取県大山町にある「お城つきシェアハウス のまど間」は、個人のブロガーを町へ呼び、地域の魅力を発信してもらう「ブロガー・イン・レジデンス」という取り組みを2015年9月1日から始めている。
その背景には、近年日本でも広がりを見せている「アーティスト・イン・レジデンス(AIR)」がある。
1970年代に欧米で始まったAIRは、各種の芸術制作を行う人物を一定期間ある土地に招へいし、滞在中の作品制作を支援する事業のこと。アーティストは滞在期間中、創作の過程を公開したり、地域住民と交流をしながら作品制作を行う。出来上がった作品は、地域住民のために地元の公民館やホールで公開されるケースも多い。地域活性化の1つの在り方として、90年代初頭から多くの自治体がAIRの取り組みを続けてきた。
その新しい形として始まった「ブロガー・イン・レジデンス」は、その名前の通り「アーティスト」ではなく個人の「ブロガー」を町へ呼ぶことで、地域活性化を狙うプロジェクトだ。