赤ちゃんの誕生を「打ち上げ花火」で祝う町が北海道にあった
2014年1月4日放送の「ナニコレ珍百景」(テレビ朝日系)は、歴代の珍百景の中から選りすぐりの映像を取り上げていた。「おめでたい部門」の大賞に選ばれたのが、北海道愛別町で行われている「町民にお知らせする祝砲」だ。
出生届が役場に出されると、五段雷の花火を1発打ち上げて、赤ちゃんの誕生を地域の人に知らせている。花火を打ち上げているのは「祝っちゃる会」という有志の団体で、会長の中田栄一さんは次のとおり説明した。
「あれはハッピーボーンと言いまして、(上げ続けて)20年になります」
番組スタッフが取材したのは、雪が降る冬の日中だった。花火の音は街中に響きわたり、ある中年女性は「愛別町の人口がまた増えた~って大喜び」と笑顔で語っていた。
小学校で祝砲を聞いた先生と児童たちは、授業を中断して「イェーイ」「すごくうれしかった」と大はしゃぎしている。もしかすると、授業を中断して騒げるのがうれしかったのかもしれないが。
