「お巡りさんがおるな...まあええか、赤信号渡ったろ」=大阪人の4割
お巡りさんが近くで見ていたら、少なからぬ人は信号無視などを犯すことをためらう、と思う。ところが大阪では、実に4割がそのまま赤信号をすいーっと行っちゃう――そんな驚きのデータがあるそうだ。
改正道路交通法が2015年6月1日に施行されて1カ月が経過した。全国の警察は、自転車の信号無視や酒酔い、携帯電話を使用しながらの運転など14項目の悪質運転危険行為を規定し、その取締りを行っている。
警察庁の発表によれば、6月中に摘発され、警察庁に報告があったのは549件。危険行為の内訳は「信号無視」が231件と全体の42.0%を占めた。
都道府県別の上位は、東京が189件とトップで、大阪が121件、愛知が51件、兵庫が49件、神奈川と京都がどちらも37件だった。
また7月10日の読売新聞は、大阪府警が自転車の信号無視で摘発・警告した約500人に対して聞き取り調査を実施したところ、4割近くの人が警察官の存在に気づいていながら、信号無視をしていることが分かったと報じている。
全国の調査と比較したわけではないけれど、大阪では警察が軽んじられているのか、それとも道交法の最新事情を知らないのか、そもそも周囲に注意を向ける人が少ないのか――。