Ingressが自治体を動かした...先進地帯・岩手県が目指す地域振興=「ゲームノミクス」
2015.05.30 11:00
ゲームコンテンツを活用して地域振興を行う「岩手県庁ゲームノミクス研究会」が2015年5月19日に発足した。グーグルが提供する位置情報ゲームアプリ「Ingress」(イングレス)を中心に、ゲームをPR媒体として活用することで、県の魅力の浸透や地域社会の発展を目指すという。
このゲーム特性と、地域振興の相性は良いようだ。あまり知られていないような地方の名所や観光スポットも、ゲーム内でポータルになればプレイヤーの注目を集めることができるからだ。また、陣取りゲームというシステム上、参加するプレイヤーは多くのポータルを回りたいと考える。つまり、多くの観光名所を巡ってもらえる「スタンプラリー」の現代版のようなものだといえる。実際、Ingressを使った地域活性化の取り組みは、神奈川県横須賀市や茨城県など日本全国の様々な自治体が行っている。