本当にウニの味!? 福岡発、謎の「プリン専用醤油」を実際に使ってみた
そのまま食べてもおいしいプリンだが、昔からまことしやかにささやかれているのが、「醤油(しょうゆ)をかけるとウニの味になる」という都市伝説だ。
そんな噂を耳にして、プリン専用醤油を開発してしまった蔵元がある。福岡県北九州市の「ごとう醤油」だ。Jタウンネット編集部はこの商品を早速入手し、プリンにかけて食べてみた。

焼きプリンに「プリン専用醤油」をかけているところ(編集部撮影)
商品は2015年5月21日に発売された。現在のところヴィレッジヴァンガード(略称「ヴィレヴァン」)のオンラインショップで扱っている。
ごとう醤油は大正2年創業の老舗醤油醸造会社で、本商品開発にあたり職人が幾度となくテイスティングを行ったという。
内容量は80ミリで価格は税込480円(送料別)。
コンビニで売っていた「特選丸大豆しょうゆ」(内容量100ミリ)と比べてみると、プリン専用醤油は少しだけ赤っぽく見える。しばらく観察を続けると形が崩れていった。濃度がやや薄いのだろうか、それとも成分に特徴があるのだろうか。丸大豆しょうゆの方は全く形が崩れない。


右が丸大豆しょうゆで、左がプリン専用醤油。
後者は醤油をベースとしながらも、魚介エキスやアルコール、ステビア・甘草・サッカリンB1といった甘味料などを原材料に使っている。
まずは丸大豆しょうゆをプリンにかけてみた。使ったのは森永乳業の焼きプリンだ。


うーむ、2%くらいはウニっぽい感じもするが――。プリンの良さが損なわれている印象は否めない。半分ほど食べたところで、かけるのを止めてしまった。底にたまったカラメルソースがずい分薄く感じられる。
これは純粋に組み合わせの問題で、丸大豆しょうゆに非は全くない。