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あなたのトイレは、水洗ですか?ぼっとんですか?【都道府県別投票】

Jタウン研究所

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2018.10.06 11:00
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くみ取り式トイレ――。通称「ぼっとん便所」や「ポッチャントイレ」とも呼ばれ、公共下水の発達で水洗トイレに姿を変え、急速に姿を消しつつある。

都心や新興住宅街やマンションでは下水道、浄化槽が整備されており「水洗トイレ」を使えている。

旧家のくみ取り式便所
旧家のくみ取り式便所

「当たり前」の存在になって久しい水洗トイレであるが、それを処理する機能が必要だ。

(1)公共下水道に流す
(2)集落排水施設などの小規模下水道に流す
(3)各家庭での浄化槽処理

全人口に対して、これらいずれかの条件を満たしている人口の割合を「水洗化率」と称し、統計が取られている。

17年版の環境統計集(環境省)によると、全国の水洗化率は93.9パーセント。都道県別にみると岩手県が70.7パーセント、佐賀県や長崎県などでも75パーセント前後。東京都でも99.8パーセントで、くみ取り式便所を使わざるを得ない場所が全都道府県に存在している。

そもそも、くみ取り式便所は便器に大きな穴が開いており、地下にある便槽に汚物を落とす。便槽に溜まったものはバキュームカーが定期的に取りにくる。このように便槽と便器の穴が常に開放されっぱなしの仕組みは衛生面で心配がある。

ポータルサイトで「くみ取り式便所」と検索すると、トイレのリフォームに関する広告が出てくるほか、実際にリフォームした様子を載せたブログもあった。

くみ取り式から水洗に変えるのは相当大掛かりで、ショベルカーを使い便槽を取り除き、その後に浄化槽を入れる。場所も食ってしまう上に、財布的にもかなりハードルが高そうな工事だ。

そのため、リフォームとしては洋式便器に弁をつける「簡易水洗」が主流のようだ。便槽と穴との間に仕切りがあり臭いや虫が防げ、便器も水が流せる。さらに洋式便器のため、温水洗浄シャワーの取り付けが可能だ。この「簡易水洗」も、くみ取り式の一種だ。

また、トンネル式便所というのも少なからず現存している。くみ取り式便所と似た穴がぽっかり空いた便器であるが、穴の中の管に常時水が通っていて、汚物が流れるようになっている。

そこで、読者の皆様に質問。このように完全に過去の産物と言い切れない「くみ取り式便所」。あなたのご家庭で使っていますか?

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