妖しく幻想的な「覆面和踊」の魔力 世界に羽ばたく「太宰府まほろば衆」代表インタビュー
令和という元号が定められて以来、一躍脚光を浴びているのが、福岡県太宰府市だ。
太宰府には、古代、「大宰府政庁」が置かれ、政庁の建物が立ち並び、九州の政治経済・軍事・外交を司る役所として、1000人を超える官人が勤めていたと伝えられる。
この地に、顔を覆い、ドラマチックに舞う、独特の世界観を表現する、ユニークな集団が存在する。あるときは優雅に、またあるときはリズミカルに踊り、観る人をひきつけて離さない。まるで「神の世界に迷い込んだようだ...」と表現する人もいるほどだ。
その集団とは、覆面和踊(わおどり)集団「太宰府まほろば衆」。既にその名をご存じの人も少なくないだろう。
いまツイッター上で、「人面を隠して舞う」スタイルのパフォーマンスが話題となっており、その代表として「太宰府まほろば衆」の画像が取り上げられている。静止した画像ではあるが、その世界観は十分に伝わって来る。
彼らが顔を隠し、覆面をして踊るのは、なぜなのか? 「太宰府まほろば衆」代表に聞いた。