東日本大震災と心のケアを考える公開シンポジウムを開催
2023.02.20 13:00
極限状態におかれた被災者への支援について、心理学、災害疫学、看護学の観点から議論
上智大学の多文化共生社会研究所では、3月11日(土)に公開シンポジウム「東日本大震災と心のケア ―被災者の受援意識に焦点をあてて―」を開催いたします。
大災害時には、義援金や食料などの物的支援や、ボランティアによる捜索活動など人的支援に注目が集まりますが、被災者への中長期的な精神的支援も重要な課題です。極限状態におかれた人々の心に直接的に働きかけることは、時として被災者を傷つける恐れがあるほか、過度な負担になる場合があります。
本シンポジウムでは、東日本大震災より丸12年を迎えるこの日、当時の被災者への支援例を交えつつ、災害時に必要な心のケアのあり方について多角的に検討します。第1部では、発災時より福島県に通い続け、支援者の支援に携わった本学教員による活動報告、第2部では福島県の被災地で実際にメンタルケアを受けた方々を交え、「よかった支援」と「そうではなかった支援」について、心理学、災害疫学、看護学の観点から議論を深めます。
どなたでもご参加可能ですので、多くの皆様のご参加をお待ちしております。
◆実施概要
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M101998/202302173025/_prw_OT1fl_bs1VG6SO.png】