CGTN:中国とイランは包括的戦略的パートナーシップで新たな進展推進へ
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【北京2023年2月15日PR Newswire=共同通信JBN】複雑な世界、時代、それに歴史の変化に直面しながら、中国とイランの関係はさまざまな国際的な変遷の試練に耐えてきた。
北京で14日に開かれた中国の習近平(Xi Jinping)国家主席とイランのイブラヒム・ライシ(Ebrahim Raisi)大統領の会談で、両首脳は両国間のパートナーシップを深化させ、強化することを誓約した。
習主席は中国を初めて公式訪問中のライシ大統領に、中国はイランとの友好的な協力関係を確固として発展させ、中国・イラン包括的戦略的パートナーシップを新たな展開に向けて推進していくと述べた。
一方ライシ大統領は、長年かけて有効性が実証された友好関係は時が経つにつれてより一層強固なものとなったと述べた。
▽誠実な戦略的パートナー
習主席は、中国とイランは互いに支え合い、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)パンデミックとの闘いで協力し、戦略的相互信頼を強固にし、現実の協力関係を着実に進展させ、これが共通の利益を促進し、国際的な公平と公正を守ってきたと述べた。
中国は長年、イランにとっての最大の貿易相手国の座を守ってきた。2022年1-8月の中国とイランの二国間貿易額は前年同期比19%増の111億6000万ドルに達し、このうち中国のイラン向け輸出額は同24%増の62億1400万ドル、中国の輸入額は同14%増の49億4600万ドルだった。
両国は2022年、25年間にわたる包括的協力計画の実施開始を共同発表し、エネルギー、インフラストラクチャー、生産能力、科学・技術、医療・ヘルスケアの分野で協力を強化することに合意した。
両首脳は会談で、イラン・中国包括的協力計画を完全に履行することを確約し、貿易やインフラ、農業などさまざまな分野での協力強化を呼びかけた。
ライシ大統領はまた、中国企業に投資および商談のためにイランを訪れるよう要請し、より多くの中国人観光客が訪問するのを期待していると述べた。
▽真の多国間主義の実践
中東の安定を維持することはこの地域の国と国民の健全性にとって決定的な意味を持ち、世界平和の維持や世界経済の発展の促進、エネルギーの安定供給の保証にとっても極めて重要である。
2022年9月に、第22回上海協力機構(SCO)年次首脳会議はイランのSCO加盟に関する覚書に調印し、ライシ大統領は2023年2月7日、イランのSCO加盟に関する法律の施行命令を出した。
ライシ大統領は、中国が提案している一帯一路構想やグローバル開発イニシアチブ、グローバル安全保障イニシアチブを支持して積極的に参加し、イランはSCOなどの機構との良好な協力を維持し、地域および世界の平和と安定を共に守っていくと述べた。
習主席は、中国はイランと進んで協力して国連やSCOなど複数のプラットフォームでの対話と調整を強化し、真の多国間主義を実践し、開発途上国の共通の利益を守っていくと述べた。
習主席はさらに、中国は引き続きイランとともに一帯一路協力を構築し、相互接続性を強化し、人と人の交流と文化交流を拡大していくつもりであると付言した。
https://news.cgtn.com/news/2023-02-14/Xi-holds-talks-with-Iranian-president-1hq5yH3mBdC/index.html
ソース:CGTN