ピアニスト用ルームシューズ『ピアフィット』デビュー 2/17販売開始 (2/10予約開始)
「ペダリングを自然に。ピアニストを自由に。」 ユーザーの声に応えた男女兼用。
2023年2月10日
リトルピアニスト株式会社 https://littlepianist.jp/
リトルピアニスト株式会社(所在地:茨城県龍ヶ崎市・代表取締役:倉知真由美)は、世界初のピアニストためのルームシューズ「ピアフィット」を、 全国の楽器店、百貨店、 リトルピアニスト「ピアフィット」販売サイトにて 2023年2月17日販売開始(2月10日予約開始)します。
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●専門家も警鐘を鳴らすペダリングによる骨や筋肉への影響
ピアフィットの開発にあたっては、筑波大学の人間工学の専門家の協力を得て、改めてピアノ演奏用シューズ開発の原点であるペダリング時の足の筋肉への負担軽減の効果を実証実験によって検証。
子供に限らず自宅での練習では、足にフィットしないスリッパを使用したり、あるいは靴下を履いた素足でペダリングを行う方もいます。実証実験によれば、ペダルを踏み込んだ時の足の負荷は5キロから7キロにも及ぶことがわかりました。特に足の形が決まる前の成長期の子供にとっては、ほぼ右足だけを使い、ペダルの大きさに対応するために指まで使って踏むことによる不均衡で無理な動作が、子供の骨に深刻な影響を及ぼすとして警鐘を鳴らしています。
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●ルームシューズとしての利便性の両立をめざして
実験に参加したピアニストの方からは、ルームシューズであるにもかかわらず "足との一体感を感じるフィット感" "支点となる踵が安定することで得られる安心感" そして「ペダリングへの意識から解放されることで、脳の働きを指の動きに集中させることができ、演奏テクニックが向上する。」といった声がありました。
ピアフィットの開発は、ピアノ演奏用シューズで演奏が進化することを実感したピアニストの皆さまからの「練習用にも、足との一体感が欲しい」といった声の高まりに応えるために、始まったプロジェクトでしたが、"ピアノ演奏用シューズの商品哲学" と "ルームシューズとしての使い勝手" を両立し具現化することは容易ではありませんでした。そのため、3年にわたる商品化への試行錯誤の末やっと完成に至ったものです。
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●ペダリングから“踏む”の意識が消えると、演奏はもっと自然になる。
実証実験やヒアリングから、ピアニストの方のほとんどが「演奏時の足の負荷は、避けて通れない宿命」として受け止めていることを強く印象づけられました。リトルピアニストでは、そうした皆さまに“新しい当たり前”が生まれていくことを通じて、成長途上のリトルピアニストの皆さまの才能の開花、そしてプロの皆さまのペダリングの安定とストレスからの解放、さらには指の動きへの集中によるより創造的な演奏のお役に立つことができればと考えています。引き続き、より良い商品をお届けするために、開発や改良に邁進していく所存です。
●ピアニスト待望の男女兼用。そしてピアニスト以外のシニアの方へのニーズも。
これまでリトルピアニストのピアノ演奏用シューズは "女性向け" という印象が強く、男女兼用モデルが1つあるのみで、このモデルのサイズも25cmまでといった限定的なものでした。現在では紳士向けピアノ演奏用シューズのニーズが高まったことから、紳士用モデルも開発中(2023年2月現在)ですが、このピアフィットは性別を選ばないルームシューズとして、いち早く、紳士の方にもお届けできることになりました。
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●キーワードは ”包み込む” 人間工学に基づく一体感を追及しました。
■ピアニストの足とひとつになるために。
ペダルを踏む部分にタコができる。足がつる。足の痛みで休憩を挟む。
ピアニストの悩みは、足の不自然な動きにありました。ピアフィットは人間工学に基づく徹底した工夫がなされており、これまでの足の一部でペダルを踏み込む動作ではなく、足の裏の面積全体をペダルに作用させることで、これまでのシューズと比較してはるかに少ないエネルギーでペダリングを可能とします。
その包み込まれるようなフィット感によって、ピアフィットはピアニストの足とひとつになります。踏む込む力を無駄なくペダルに伝え、気になる足のズレも解消。演奏する指の動きに集中できるだけでなく、成長途上の若いリトルピアニストを不均衡で無理なペダリング動作から解き放ち、健全な足の発育にも貢献します。
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■ あらゆる世代のピアニストのために、7サイズのラインナップ
性別、年齢を問わずに多くの方へ届けたいとの想いから、21cmから、1cm刻みで27cmまでの7サイズを揃えました。これまでのピアノ演奏用シューズを着用いただけなかった方も、足との一体感を感じていただけます。
■ サイズ展開 (全7サイズ)サイズ詳細
21㎝ 22㎝ 23㎝ 24㎝ 25㎝ 26㎝ 27㎝
■希望小売価格 税込21,450円 (本体19,500円)
■カラー ブラック
■素材 甲材:シンセティックレザー 底材:オリジナルEVA
■筑波大学との実証実験(2022年9月)
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■足立和隆先生(筑波大学体育系准教授)
ペダリングでは、5キロから7キロの力が右足だけに掛かり、発育期の子供の場合、適した靴を履かないと骨の発達に影響します。ピアフィットは靴底の堅さや形状、踵部の湾曲が人間工学的に理にかなっています。特にペダリング動作が楽に、思い通りになるのは、支点が足関節の真下近くに来るためです。その結果、足への負担や意識が軽くなり、脳の働きを指の動きに集中させることができます。
公園にあるシーソーの中央付近に立つと、より少ない力でシーソー全体を左右に動かすことができます。ピアフィットも同様で、足と一体になるように包み込まれた踵部分が、地面に対して支点として安定することで、踏み込むのではなく、足先を下ろす程度の力で、軽快なペダリングを実現させているのです。
実証実験では、被験者(ピアニスト)の足の動きで筋肉にどのような負荷がかかっているかを明らかにするために、つま先を持ち上げる時に使う「前脛骨筋」、つま先を下す時に使う、「腓腹筋」と「ヒラメ筋」、そして横方向の動きに関係する「長腓骨筋」という4つの筋の動きを筋電図によって調べました。さらに靴の先端には加速度計を装着し、左右のぶれや動きを計測しました。その結果、ピアフィットを履いた場合は、筋活動は他のスリッパ等より明らかに負荷が小さく、さらには加速度計でも左右のぐらつきが少ないことが明らかになり、ピアフィットがペダリング時の安定感に寄与していることがわかりました。
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■ピアフィット体験者の声
筑波大学実証実験参加者
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桐朋学園大学音楽学部演奏学科卒。第54回日本音楽コンクール入選、第12回C・ハスキル国際コンクールファイナリスト。88年国際ロータリー財団の奨学金を受け、90年文化庁芸術家在外研修員としてオーストリア国立・モーツァルテウム音楽院に留学。 第10回R・シューマン国際コンクール第2位入賞。92年Sony Music Foundation主催のPerformance Todayシリーズでデビュー。CD「スカルラッティ13のソナタ集」「カンティレーナ」をリリース。元上野学園短期大学部准教授、現在愛知県立芸術大学非常勤講師。
ピアフィットを履いて演奏すると、体の中の軸がしっかりする感じがします。地球の上にちゃんと自分がいて、ピアノを弾いている感覚のような安定感があります。やはり普通のスリッパだと重心がふわふわ浮いてしまうので、その不安定さが音色にも影響します。子供にとってはペダルを踏むことは大変な作業だけれど、より高度な曲を演奏するには避けて通れないので、体全体を安定させてくれる靴を履くのはとても重要。私自身も、履き心地がよくて包まれる感じがしますし、シューズと一体となってペダルを踏めるのでぜひ使いたいです。
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東京音楽大学卒業後、多くのコンクールで入賞・入選を重ね1998年にデビューリサイタルを開催。その後は国際音楽祭への出演を含めて多くの国内外の演奏家とも共演を重ねている。演奏活動の他、国内外のコンクールの審査員、全国各地でマスタークラスの講師を務めるなど、後進の指導にも積極的に取り組み、門下生からは多くのコンクール入賞者、音楽大学合格者を輩出。現在は昭和音楽大学、および洗足学園音楽大学ピアノ科講師。コンクール強化特待クラス専任講師。全日本ピアノ指導者協会(PTNA)正会員、ピアノ教育連盟会員。
通っているジムで、右足の筋肉を見た方に「どんなスポーツをされているのですか」と聞かれるくらい、ピアニストの足には不自然な負荷がかかっています。
本番の演奏で綺麗な音を奏でるためには、練習の時からピアノのペダルをコントロールして「作り上げたいイメージ」を持つ事が大切になります。ピアフィットはスリッパのように簡単に履く事が出来る上、普段の練習からイメージ通りのペダリングをすることが楽になります。これまでの室内履きには戻れそうにありません、このような商品を待ち望んでいました!
●権田晃朗 さん(ごんだてるあき)
桐朋学園大学音楽学部、東邦学園大学院大学修士課程を修了後、横浜国際音楽コンクールピアノ部門3位。2015年第6回東京ピアノコンクール協奏曲部門第1位。併せて全部門通じての最優秀賞グランプリを受賞。以降、桐朋ピアノコンチェルトコンペティション、ベストオブアンサンブル金沢等に入賞。
ピアニストは"弾く"と"踏む"を同時にこなすので、思えば楽じゃないですよね。ペダルは音楽を支えてくれるものでもあるけれど、うまく扱わないと音楽を壊してしまう。ショパンの曲などは繊細なペダリングが要求されることが多く、細かい足の動きが大事になりますが、ピアフィットを履くと、安定感が違いました。自分で持って来た靴で演奏した後だっただけに、余計感じました。これからはもっとのびのびと弾けるんじゃないかと思えました。