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Tech4Natureのパートナー、観光がスペインにおける生物多様性に及ぼす影響を調査するプロジェクトを発表

2023.01.06 14:25

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202301061890-O1-UA2UvOGw

AsiaNet 99396 (0026)

【バルセロナ(スペイン)2023年1月6日PR Newswire=共同通信JBN)】
*ファーウェイ(Huawei、華為技術)と国際自然保護連合(IUCN)は、Sant Llorenc del Munt i l'Obac自然公園のボネリークマタカに焦点を当てた生物多様性保全のための先駆的なプロジェクトを開始

ファーウェイと国際自然保護連合(International Union for Conservation of Nature、IUCN)は、バルセロナ県のSant Llorenc del Munt i l'Obac(サン・リュレンズ・デル・ムン・ロバック)自然公園を新しいTech4Nature(https://tech4nature.iucngreenlist.org/ )プロジェクトに選定した。観光が同公園の生態系、とりわけボネリークマタカに及ぼす影響を調査するためである。

この公園ではパンデミック以降、都市近郊の自然保護区域におけるレジャーや観光の増加傾向を反映し、訪問者の明確な増加がみられた。その結果として公園管理者は、スペインの鳥類レッドブックで絶滅危惧種に指定され、公園で営巣するボネリークマタカの行動パターンの変化を観察することになった。

2023年2月に開始予定のこのプロジェクトでは、ファーウェイとパートナーがカメラ、GPS受信機、コンピューティングおよびストレージインフラとして機能するクラウドプラットフォームから成る技術ベースのソリューションを開発、展開する。このソリューションはアラート検出システムとして機能し、クマタカの移動を観察および監視し、繁殖の成功に妨げとなる要因を特定する。人間による繁殖地への妨害は、クマタカにとっての大きな脅威としてすでに認識されている。

収集されたデータはクラウドプラットフォームに送られてAIによる分析が行われ、保護に関する意思決定の指針や、公園管理者が潜在的な環境リスクに迅速かつ効果的な対応することへの支援、保護に関する一般市民への啓蒙活動などに役立てられる。

バルセロナ県地方議会の自然公園ディレクターであるAngel Mino氏は「このプロジェクトは、公共利用を管理・規制するためのより多くの情報を得ることに役立つ。また、ビデオや他の普及資料も予定されていることから、生物多様性の保全をより一般市民に身近にすることができる。ファーウェイやIUCNとの連携により、生物種の監視や保全に新しいテクノロジーを取り入れることでプロジェクトの質的な飛躍が可能になる」と述べた。

Mino氏が強調するところによると、研究と生物多様性保護の成果を高めるには大学やビジネス界を巻き込んだ、官民のパートナーシップを拡大することが公園の管理戦略において重要であり、同時に成功する上で不可欠な点である。これについて、他のプロジェクトのパートナーも同じ視点を共有している。

IUCN地中海地域協力センター(IUCN Centre for Mediterranean Cooperation)のAntonio Troyaディレクターは「複雑な環境問題に直面する中では公的機関と民間部門との連携がますます必要であり、それが成功を左右する。われわれは技術革新を活用し、生態系の保護対策に取り入れる機会を得ている。このプロジェクトは、生物多様性の損失を食い止めるために、協力と主流化がいかに重要であるかを例証している」と述べた。

IUCN Green ListとファーウェイのTECH4ALL(https://www.huawei.com/en/tech4all )イニシアチブに沿った「IUCN・ファーウェイTech4Natureパートナーシップ」の下で運営する公園管理者、すなわちバルセロナ県地方議会は、2023年初頭にこの公園でプロジェクトを開始する予定である。これに関する技術ソリューションは2023年から2024年にかけて、ファーウェイがジローナ大学と協力して開発する予定。

Tech4Natureパートナーシップは3年間で300の保護地域に向けてテクノロジーベースの保全ソリューションを開発し、IUCN Green Listに照らしてプロジェクトの効果を測定することを目的としており、IUCNの自然保護に関する経験とファーウェイの最先端デジタルテクノロジー開発の専門知識が融合している。

Huawei SpainのEric Li最高経営責任者(CEO)は「われわれはこのプロジェクトをスペインで初めて開始する。それは世界各国でクラウドやAI、コネクティビティーなどの先端技術を活用し、さまざまな生物種や自然空間を保護するソリューションを開発し、数十件の成功体験を経た結果を受けてのことである。この課題に対応する上でテクノロジー産業の役割は重要だが、戦略的かつ献身的なパートナーとの協力があってこそ、真の意味で目標を達成することができる」と述べた。

Sant Llorenc del Munt i l'Obac自然公園において生物多様性の保護、および誰もが楽しめることのバランスが確保されることと同時に、このモデルが完成してスペインの他の保護区でも再現されることが期待されている。

▽Huawei TECH4ALLについて
TECH4ALLは、デジタル世界で誰も取り残されないようにすることを目的とするファーウェイの長期的なデジタルインクルージョンイニシアチブである。このイニシアチブは教育の公平性と質の向上、テクノロジーによる自然保護、包括的なヘルスケアの実現、そして開発という4つの領域に焦点を当てている。

より詳しい情報はウェブサイト(https://www.huawei.com/en/tech4all )を参照。

ソース:Huawei

画像添付リンク:
Link: http://asianetnews.net/view-attachment?attach-id=436963
(画像説明:ボネリークマタカ)

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