タタ・コミュニケーションズが米国拠点のThe Switch Enterprisesを買収し、ライブ映像コンテンツの制作・配信をグローバルに展開へ

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【ニューヨーク、ムンバイ（インド）2022年12月22日PR Newswire＝共同通信JBN】
＊米国の一流スポーツイベント会場にまで手を広げ、北米で強固な足場を確保

＊ライブ映像の制作・配信でメディア・エンターテインメントサービスのポートフォリオを拡充し、グローバルなコンテンツ・バリューチェーン全体でユニークな立場を確立

デジタル・エコシステムを世界中で実現しているタタ・コミュニケーションズ（Tata Communications）は22日、100%保有国際子会社Tata Communications (Netherlands) B.V.を通じて、The Switch Enterprises LLC買収の正式契約を締結したと発表した。ニューヨークに本社を置くThe Switchは、エンドツーエンドのライブ映像制作・配信サービスの大手グローバルプロバイダーで、北米の一流スポーツ会場にも手を広げている。今回の取引により、タタ・コミュニケーションズは米州のメディア・エンターテインメント市場に強固な足場を確保、ポートフォリオをライブ映像制作にまで拡大し、コンテンツ開発のバリューチェーン全体においてエンドツーエンドのメディア・エコシステム・プレーヤーとして世界的にユニークな立場を確立することになる。

契約条件に基づき、タタ・コミュニケーションズは、The Switch Enterprises, LLCの株式の100％および同社の海外資産の一部を、約5880万米ドル（48億6300万ルピー）で（通常のクロージング価格調整後の）現金取引のみで取得することに同意した。本取引の完了は、規制当局の承認によって左右される。両社の統合により、タタ・コミュニケーションズは190を超える国・地域へのグローバルな展開力でThe Switchの顧客をサポート、The Switchは、企業がより迅速かつ効率的に高品質でより没入感のあるコンテンツを制作できるよう、最先端のライブ映像制作機能を提供していく。

買収を発表したタタ・コミュニケーションズのTri Pham最高戦略責任者は「北米におけるThe Switchの強力なプレゼンスとタタ・コミュニケーションズのグローバルなポジションが1つになることで、グローバルなメディア・エコシステムに恐るべき巨大企業が誕生し、新しいデジタル消費パターンを生かした企業のイノベーションと創造的破壊の加速を支援していく。さらに、The Switchのサービスモデルとしての制作インフラにより、タタ・コミュニケーションズの顧客は、世界中のあらゆるイベントでリモート制作の採用を加速させられるようになる」と語った。

タタ・コミュニケーションズでメディア・エンターテイメント事業のグローバル責任者を務めるDhaval Ponda氏は「世界中のメディア・エンターテインメント業界が、消費者の消費行動の根本的な変化に伴い、1世代に1度のデジタル変革期を迎えている。タタ・コミュニケーションズは既に、当社の次世代デジタルメディア・プラットフォームを通じて、世界最大級のスポーツ連盟、放送局、OTT（オーバー・ザ・トップ）プラットフォームがこの大変革に対処できるよう支援している。The Switchのチームが加わったことで、当社はテレビ向けのライブ番組やスケジュール番組を網羅し、新たなコンテンツ制作や撮影後の編集作業用の録画済みビデオやファイル済みビデオを活用した、包括的かつ拡張性の高いソリューションを開発できるようになった。The Switchとタタ・コミュニケーションズの両チームは力を合わせ、業界が会場および自宅でのファンとのつながりを次のレベルへと進化させていく手助けをしていく」と付け加えた。

The SwitchのEric Cooney社長兼最高経営責任者（CEO）は「The Switchのチームは、米国内外で市場をリードするライブ映像制作・配信サービスづくりに懸命に取り組んできた。その結果、ティア1のメディア企業が当社のサービスに信頼を置いてくれるようになったことを非常に誇りに思っている。メディア産業が発展するにつれ、スポーツやエンターテインメントのライブ中継の将来において、また当社の顧客が利益の上がるコンテンツを最大限活用できるようにするため、The Switchが果たす役割はますます大きくなっている。タタ・コミュニケーションズとともに、将来の成長を支える安定性、投資、ビジョンを提供するこのプロセスを加速させていく。The Switchの将来と、これがわがチームと顧客にもたらしてくれるチャンスに大いに期待している」と語った。

本取引の完了時点で、The Switch EnterprisesはDhaval Ponda氏が率いるタタ・コミュニケーションズのメディア・エンターテインメント・サービス（MES）事業に合流する。

▽The Switch Enterprisesについて
アクション満載のライブ映像制作・配信の世界で、The Switchは常にオン、常にそこにいて、品質、信頼性、比類ないレベルのサービスで業界標準を打ち立てている。1991年に設立され、ニューヨークに本社を置くThe Switchは、約30年にわたり世界中の視聴者とライブイベントを結びつけ、リニアテレビ、オンデマンド、ストリーミングの各プラットフォームで視聴者が望むコンテンツを、数多くのスクリーンやデバイス上で提供してきた。The Switchの総合的な制作プラットフォームは、モバイルとリモートサービスを組み合わせ、顧客が費用対効果の高い方法で、魅力的で高品質なライブ中継を記録、編集、パッケージ化できるようにしている。The Switchの配信ネットワークは、制作現場と800以上の世界最大級のコンテンツ制作会社、配信会社、スポーツやイベント会場を結び、権利者、放送局、ストリーミングプラットフォーム、メディア各社、ウェブサービスをシームレスにつなぎ、世界中のライブコンテンツをオンエアしている。詳細については、www.theswitch.tv を参照。

▽タタ・コミュニケーションズについて
タタ・グループの傘下企業タタ・コミュニケーションズ（Tata Communications）（NSE: TATACOMM; BSE: 500483）は、190以上の国・地域で現在、急成長しているデジタル経済を支えるグローバル・デジタル・エコシステムを実現している。同社は、信頼されるリーディングカンパニーとして、コラボレーションとコネクテッド・ソリューション、コアおよび次世代コネクティビティー、クラウド・ホスティング、セキュリティー・ソリューション、メディア・サービスで世界中の企業のデジタル・トランスフォーメーションを実現させている。フォーチュン500企業のうち300社が同社の顧客で、各企業を世界の巨大クラウド企業の80％につないでいる。詳細については、www.tatacommunications.com を参照。

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ソース：Tata Communications