広東省珠海で第1回中国ドキュメンタリー映画祭開催
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【珠海(中国)2022年12月16日新華社=共同通信JBN】12月14日夜、第1回Chinese Documentary Film Festival(中国ドキュメンタリー映画祭)のプロモーション式典がZhuhai Huafa & CPAA Grand Theatreで開催された。ドキュメンタリー映画の主人公、クリエーティブチーム、ドキュメンタリー映画スタッフ、俳優、全土のメディア関係者が珠海に結集し、中国ドキュメンタリー映画の開発と将来について討議した。
式典はドキュメンタリー映画と映画製作者に敬意を表し、多様な時期の映画スタッフの努力を示す各種の活動をめぐる中国の新時代の成果をたたえた。これらの活動には、ドキュメンタリー短編映画、子どもの合唱、実況インタビュー、詩の朗読が含まれる。
式典では、92歳の著名なドキュメンタリー監督Chen Guangzhong氏からのビデオメッセージが紹介された。Chen氏はビデオで、時代に遅れることなく芸術の頂点に立ち、自身の時代を大切にするようドキュメンタリー映画製作新世代を励ました。
このイベントは、Zhuhai Grand Theatreの広場で同時開催された主要映画祭活動の1つ、City Memory野外上映イベントとも連携した。映画には1950年代から1990年代の貴重な珠海とマカオの歴史的映像も含まれ、地元の絶え間ない開発と変遷を正確かつ鮮やかに見せ、珠海市民が都市イメージを直接体験できるようにしていた。
祭典の重要活動の1つ、映画のコレクションと推薦は、大きな注目を浴びた。過去3年に一般上映が認可された計57本の優れたドキュメンタリーが集められた。その中の20本は推薦候補に挙がり、14本は個人推薦の最終候補に残った。「To-gether」は特別推薦作品で、「They Were Young in 1950」はドキュメンタリー作品として推薦された。「Like the Dyer's Hand」は文化的作品として、「To the Summit」は自然の作品として、それぞれ推薦された。「Taking Root」はリアルな作品として推薦され、科学部門は選ばれなかった。「The Six」は国際交流部門で推薦され、Luo Fei氏はその特別監督に推薦された。「Mama」のJin Xingzheng氏は特別撮影、「Days and Nights in Wuhan」のLi Bo氏は特別編集でそれぞれ推薦された。清華大学のFilm and Television Communication Centerは製作、「Elemeet」 は配給、Lumiere Pavilionsは上映に対する特別貢献がそれぞれ認定された。
式典では同時に、「Impression of Zhuhai」短編ビデオの推薦結果が発表された。
式典に先立ち、レッドカーペットイベントAvenue of Gloryが行われ、クリエーター陣とともにドキュメンタリーの主人公が出席した。「Striving for Dream」の福建省の茶農家Wei Yuede氏、「To the Summit」のXia Boyu氏、「Tough Out」の公務員野球チーム創設者兼監督のSun Lingfeng氏と選手たち、「Taking Root」で貧困削減の最前線で活動するDuan Lihua氏である。式典はこれらの一般人、ドキュメンタリー映画の主人公、そして、懸命に働く一般中国人全てに敬意を払った。これらの個人には信頼、信念、夢、栄光がある。式典は彼らを紹介して、新時代の中国人全員の野心的で頑健な精神に脚光を当て、社会の中の優しさと功績のロールモデルを見せつけた。
3日間の祭典は中国映画の記憶の集中的表示だけでなく、ドキュメンタリークリエーター、専門家、学者、配給者、上映機関、メディア関係の幅広いプラットフォームでもある。中国ドキュメンタリー映画製作の新世代は珠海から出発し、ドキュメンタリーを使って中国の物語を語り、中国の声を広げ、中国文化を世界に向けて振興する。
ソース:The 1st Chinese Documentary Film Festival