福井工業大学とJAXA、共同研究契約締結
JAXA深宇宙探査技術実証機DESTINY⁺と本学宇宙通信・宇宙観測地上局との連携
福井工業大学(所在地:福井県福井市、以下「本学」)は、国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(以下、「JAXA」)との間で深宇宙探査技術実証機DESTINY+と本学が持つパラボラアンテナで受信して運用する共同研究を進める契約を締結しました。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212121052-O5-T4MFxRjZ】
■共同研究:電気推進システムを用いた地球周回スパイラル軌道上昇の運用および月以遠
探査機の運用に関する研究
① 電気推進システムを用いた地球圏からの離脱の有用性
② 宇宙通信・宇宙観測地上局の深宇宙探査機運用における有用性
DESTINY⁺計画は、将来の深宇宙探査のカギとなる先端技術の実施がミッションです。今回の共同研究は学生の参加が不可欠で、本学学生への教育を通して、我が国の宇宙開発および宇宙産業に貢献する人材育成に取り組みます。
本学では、令和4年8月に地球周回衛星の運用が可能な口径3.9mパラボラアンテナを整備、令和5年8月に月周回衛星の運用が可能な口径13.5mパラボラアンテナの整備を進めております。この完成により大学・民間では国内唯一となる月軌道までの衛星運用が可能な宇宙通信・宇宙観測地上局が整備されます。この地上局では宇宙技術開発、宇宙科学および宇宙産業に貢献する人材育成の拠点形成と地域貢献を行うことを目指しています。
◇「ふくいPHOENIXハイパープロジェクト」https://www.fukui-ut.ac.jp/phoenixhyper/
本学では令和2年度から「ふくいPHOENIXハイパープロジェクト」をスタートし、「宇宙研究の発展」「地域振興の発展」「観光文化の発展」の3つの研究の新展開を図ることとしました。特に、JAXAとの共同研究により今後重要となる「月周回軌道衛星との通信」を可能とする高性能な口径13.5mパラボラアンテナならびに「宇宙産業に貢献する地球周回衛星との通信」を可能とする口径3.9mのパラボナアンテナシステムの新規整備と性能実証を進めております。