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WWFとHuawei Italyがイタリアの農業生態系における生物多様性を保護するプロジェクトを開始

2022.12.12 11:50

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202212121053-O1-K45DvR26

AsiaNet 99157 (3142)

【バンザーゴ(イタリア)2022年12月9日PR Newswire=共同通信JBN】WWF Italy、Rainforest Connection、Huawei Italy(イタリア・ファーウェイ)はこのほど、地域をベースにした保護プロジェクトである「ネイチャーガーディアン」シリーズに関する協力を更新した。第2フェーズとなる今回の目的は、革新的なオーディオモニタリング技術を使用してイタリアの生物多様性に対する農業の影響を研究することである。

24台のRFCx AudioMothエッジデバイスが、Valle dello Sporeggio、Bosco di Vanzago、 Ghirardi、Ripabianca di Jesi、Calanchi di Atri、Lake Penne、Monte Sant'Elia、Lake Preola/Gorghi Tondi といった8カ所の農業生態系で、12カ月にわたってさまざまな動物種の音を記録するためにオフラインで展開された。

収集されたデータはファーウェイ(Huawei、華為技術)のクラウドプラットフォームに送信され、対象種の鳴き声を認識するようトレーニングされた解析機能を持つRainforest Connection Arbimonツールで分析される。その結果、従来の手作業では得られなかったデータの知見が得られ、さまざまな農法と自然保護との関係を含む農業生態系における生物多様性の特徴や傾向の研究に活用される予定である。

WWF ItalyのBenedetta Flamminiマーケティング&コミュニケーションディレクターは「ファーウェイとRainforest Connectionの新たな協力により、われわれは生物音響調査を実施し、WWFオアシスの有機農法で管理されている農地と、従来の方法を使って管理されている近隣の農地における生物多様性を比較することができる」と述べた。

集中的な工業型農業は、世界の生物多様性に破滅的な影響をもたらしている。国連環境計画(UNEP)(https://www.unep.org/news-and-stories/press-release/our-global-food-system-primary-driver-biodiversity-loss )は2021年、世界の食料供給システムは生物多様性を棄損する主因であり、農業だけで2万8000種が直面している絶滅レベルの脅威の86%を引き起こしていると報告した。さらに、世界の森林破壊の80%、淡水使用の60%、温室効果ガス排出の23%が農業の影響に起因している。

欧州連合(EU)域内の農地の生物多様性が低下していることを欧州委員会(EC)は認識しており、EUの農地生態系に見られる多様な種、生息地、景観の特徴を強化する共通の農業政策(https://agriculture.ec.europa.eu/sustainability/environmental-sustainability/biodiversity_en )で対応している。

WWFのFood4Future、ファーウェイのTECH4ALL(https://www.huawei.com/en/tech4all )プログラム、そしてECの政策と連携したこのプロジェクトのデータ主導の知見は、自然と人間のニーズのバランスを取り、回復力があって包括的、持続可能でより健全な食料供給システムを促進するなど、サステナブルな農業の今後のベストプラクティスの指針となることを目指している。

Huawei ItalyのWilson Wang最高経営責任者(CEO)は「われわれファーウェイは、欧州グリーンディールと『Farm to Fork(農場から食卓まで)』の目的を支持している。当社のテクノロジーをこれらの目的に役立てることで、われわれはより持続可能な食料システムの構築に貢献し、イタリアが誇る農業環境における野生動物と生息地の豊かさおよび多様性を維持したいと思っている」と述べた。

ネイチャーガーディアン・プロジェクトの第2フェーズに選ばれた場所は、アルプスからシチリア島までに至るリンゴ園、ブドウ園、オリーブ畑、かんきつ園、小麦畑、穀物や野菜の栽培地である。

2021年に開始されたネイチャーガーディアン(https://www.huawei.com/en/tech4all/stories/italy-biodiversity )プロジェクトの第1フェーズは、イタリアの3カ所のWWFオアシス保護地域、すなわちブラーノ湖、オルベテッロラグーン、アストローニ火口を対象としている。オフラインのAudioMothデバイス45台とオンラインのGuardianデバイス10台が配備され、生物多様性を調査し、密猟、無許可のオフロードバイク、伐採などの違法行為を検知した。これまでのところ、結果は良好である。このシステムは49種の鳥類と哺乳類を識別し、違法行為となりうる行為について2000件のリアルタイムアラートを発生した。このアラートにより、30件以上の現地確認作業が行われ、そのうちの1件は2021年12月、イタリア警察とWWFによる密猟機器の破壊につながった。

▽ファーウェイTECH4ALLについて
TECH4ALLはファーウェイの長期的なデジタルインクルージョンに向けた取り組みで、全ての人がデジタル世界から落ちこぼれないことを目的にしている。TECH4ALLは、公平で良質な教育の実現、テクノロジーによる自然保護、インクルーシブな保健の実現と発展という4領域に重点を置いている。

より詳しい情報は、ファーウェイTECH4ALLウェブサイト(https://www.huawei.com/en/tech4all )を参照のこと。

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ソース:Huawei

画像添付リンク:
Link: http://asianetnews.net/view-attachment?attach-id=435803
(画像説明:果樹園に設置されたAudioMothエッジデバイス)

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