喫煙終了は間近-滑り落としてはならない
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【ロンドン2022年11月15日PR Newswire=共同通信JBN】画期的な新リポート「Global State of Tobacco Harm Reduction(GSTHR)」で専門家は各国の政策立案者に対し、世界で毎年800万人以上が殺害されている喫煙に終止符を打つ機会を捉えるよう呼びかけている。長年の投資と努力にもかかわらず、国際的なたばこ規制策は行き詰っており、喫煙者数は20年間11億人にとどまっている。しかし、過去20年、ニコチンではなく、たばこ燃焼で発生する多くの化学物質喫煙関連の死や疾患を減少させる新たなオプションも出現している。
たばこ危害の低減は、喫煙しているがニコチン服用をやめられないか、やめたくない人々が電子たばこ、禁煙ニコチンパッチ、スウェーデン式スヌース(嗅ぎたばこ)、加熱式たばこ製品などはるかに安全な製品に切り替えることを励ましている。GSTHRの推計によると、すでに世界で1億1200万人以上がこれらの製品を使用している。しかし、大幅に安全なこれらの製品は多くの国で禁止的規制や禁止に直面する一方、致命的な燃焼たばこの販売は広く合法とされている。
英国の公衆衛生機関、ナレッジ・アクション・チェンジ(Knowledge Action Change)が公表した「Global State of Tobacco Harm Reduction 2022: The Right Side of History」は、現在に至るたばこ危害の歴史を図表にして、喫煙を終わらせる戦略の今後を考察している。公衆衛生、政府・規制当局、営利目的に対する安全なニコチン製品の破壊的可能性は重要であり、まだ十分理解されていない。
執筆者のHarry Shapiro氏はリポートで、多くのフライングに悩まされたニコチン使用の安全法調査を記述している。安全製品と危害低減を開発する個別の革新者とニコチン消費者の役割、中国電子たばこ産業の確立、既存たばこ業界の安全製品市場への遅い参入で植え付けられた不信を探っている。不信は誤報や偽情報の拡散をもたらしたが、それは現在、安全製品の救命可能性を阻害している。
リポート公表に際して、GSTHRプロジェクトを率いるGerry Stimson教授は、政策立案者はたばこ危害低減を国際的な喫煙対応と統合し、数百万人の成人喫煙者に禁煙をサポートする新選択肢を与えることを論じた。「イデオロギーは新思考への開放性、批判的だがバランスのとれた科学の評価のために脇に置かねばならない。人々はチャンスを与えられれば、致死的な喫煙から安全なニコチン製品に切り替える証拠がある。喫煙終了は目前に迫っている。われわれはそれを手から滑り落としてはならない」
ソース:Knowledge·Action·Change