QS アジア大学ランキング2023発表
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QS アジア大学ランキング2023発表 学術的対外評価や雇用者からの評価において 東京大学はアジアで最も高い評価
(2022年11月8日ロンドン発PR Newswire)高等教育の世界的評価機関であるQS Quacquarelli Symonds(以下QS)は本日、「QSアジア大学ランキング」Asia’s best universities*の第15版を発表しました。学術関係者や雇用者からの評判や、研究力、リソース、および国際化に基づいて評価が行われた今年のアジアランキングは、760大学が参加し、過去最大規模です。参加資格は現在国連のM49標準に完全に準拠しています。これにより、中央アジアの5か国(カザフスタン、ウズベキスタン、キルギスタン、タジキスタン、トルクメニスタン)とイランが追加されました。 * The 2023 table will be live once the embargo lifts.
今回の発表では、日本の大学は、学術関係者と雇用者の双方において評判が最も高く、東京大学はこの2つの指標でアジア地域の最高スコアを達成しています。一方、京都大学は、雇用者の評判で2番目に高いスコアであり、学術関係者の評判では5番目に高いスコアを達成しています。QSのレピュテーション指標において、トップ5に多くの大学があるのは、中国だけです。
北京大学は、初めてアジアトップの座を獲得し、これまで4年連続1位であったシンガポール国立大学に代わりました。日本は、中国(本土)の128校、インドの118校に次ぐ、3番目に代表的な留学先としての結果が出ています。
QSアジアランキング2023における日本の大学の総合評価
・ 学生一人当たりの教員比率に応じた高い大学の教育指導力
・ 全体的に順位低下:上昇よりも低下のほうが多い
・ 学術的な対外評価と雇用者から評価が卓越している
・ 高度な国際コラボレーション
・ 研究の質と量の両面で苦戦している
日本の全機関のうち、83%の順位が下がり、 7% が改善、10%が現状維持の結果です。秋田県立大学が初めてランクインしています。この順位低下は、10校以上の日本の大学の順位が広範に落ちていることを意味しています。
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M000010/202211109557/_prw_OT1fl_8HQ0Xlse.png】
QS アジアランキング2023: 日本国内における調査結果からの概要
・ 日本の主要大学は、「Academic Reputation(学術的な対外評価)」との指標では、アジアのトップ30に8校、「Employer Reputation(雇用者からの評価)」の指標では、同数の8校がランクインしている。
・ 日本の主要大学は、研究において国境を越えてコラボレーションができていることを示しており、QSの「International Research Network(国際研究ネットワーク)」の指標で、アジアのトップ10に東京大学が6位、京都大学が7位にランクインしている。
・ 岩手県立大学は、「Citation per Paper(論文あたり被引用数)」の指標で25位と、日本で最も高いインパクトのある研究を行っている大学である。特にコンピューター・サイエンス分野に目覚ましいものがある。また、日本で唯一、研究の質でアジアのトップ50にランクインしている。
・ 東京農工大学は、「Paper per Faculty(教員当たりの論文発行数)」の指標によると、日本で研究者が最も多く論文を産み出す大学で、この指標でアジアの33位にランクされている。主な研究分野は、工学・技術分野、特に石油工学である。
・ 日本は、「Faculty per Student Ratio(学生一人当たりの教員数)」の指標で卓越した教育能力を誇っている。 東京医科歯科大学は、この指標において、アジアで第2位である。日本の3大学がこの指標のトップ10にランクされており、これはアジアのどの国よりも多い。
・ 公立はこだて未来大学は、「Staff with PhD(博士号を持つ教員)」の割合で、日本で最も多く、この指標で6位にランクされている。しかし、この指標で40位以上にランクインしているのは日本の大学は、この大学だけであり、日本の大学にとって改善の余地があることを示している。
・ 立命館アジア太平洋大学は、「International Faculty(外国人教員)」 の指標で、日本で最も高く、アジア15位である。国内の競合校である国際教養大学の16位と僅差で並んでいる。立命館アジア太平洋大学は、「International Students(留学生数)」の指標でも日本でトップであり、アジア8位にランクしている。
・ 「Outbound Student Exchange(交換留学生数)」の指標では、45校が順位を上げている。QSの評価基準のうち、この指標以外、日本のほとんどの大学は、すべての項目で順位を下げている。
・ 東京工業大学はアジアのトップ20に入り、第20位にランクインした。この改善は、QS指標の11のうち5つが増加し、特に「Staff with PhD(博士号を持つ教員)」の割合が増加することでランクが上がった。
QSのヴァイスプレジデントであるベン・ソーター(Ben Sowter)は以下のように述べています:
「今年のランキングでは、日本は苦戦を強いられており、アジア諸国の中で最も大きく低下しています。 しかし、見通しは見た目ほど暗いものではありません。 最高品質の国境を越えた質の高い研究への投資により国際的な評価を高めています。さらに、学生と教員の両面で、海外から人材を呼び込むための大きな努力がなされている。 研究のインパクトと生産性は、日本の大学がつまずく分野です。 したがって、インパクトのある関連性の高い研究に重点を置いて、研究機関の学術的な成果を高めるために的を絞った投資を行い、それを可能な限り高い能力を持った教授陣がサポートするようにしなければなりません。」
今回の「QSアジア大学ランキング」の全体の概要は以下の通り。
QS University Rankings 2023: アジア地域の概要
・ 8年ぶりに、シンガポールの大学は1位にランクされず、シンガポールはトップ3を独占していない。
・ 10校以上の大学がランクインしている国・地域の中で、韓国はトップ20の大学が最も集中している。韓国の最高学府であるKAISTは8位にランクされており、過去5年間で最高の結果を残している。
・ インドは研究生産に優れており、3つの大学が「教員当たりの論文発行数」でトップ5に入っている。
1. シンガポールと香港特別行政区はインパクトのある研究を行っており、2大学が「論文あたりの被引用数」のトップ5に入っている。
・ 香港特別行政区とマカオ特別行政区は、アジアで最も国際的な教授陣と学生集団を誇っている。またマレーシアも留学生を積極的に受け入れている。
・ ベトナム は最も改善が見られ、大学全体の55%が順位を上げている。
・ 10校以上ランクインしている国の中で、マレーシアはトップクラスの教育機関が最も集中しており、全体の22%が上位100位内に、17%が上位50位内にいる。
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M000010/202211109557/_prw_OT2fl_vNIVp2E0.png】
QSアジア大学ランキングの編纂方法の詳細は以下のウェブページでご覧いただけます。
https://www.qschina.cn/en/asia-rankings/methodology
日本時間11月8日午後7時より www.topuniversities.com にて、アジア大学ランキング2023全体の閲覧が可能です。
Wednesday 8th November 19:00 JST.
以上
QSのアナリストとのインタビューについては以下までお問い合わせください:
Simona Bizzozero
Director of Communications
QS Quacquarelli Symonds
simona@qs.com
+44 (0) 7880620856
Will Barbieri
Communications Manager
QS Quacquarelli Symonds
william.barbieri@qs.com
QS Quacquarelli Symonds について
QS Quacquarelli Symonds社(クアクアレリ・シモンズ社・通称QS社)は世界の高等教育機関にサービス、分析、コンサルを提供する世界有数の企業です。当社のミッションは、教育の成果、国際的な流動性、キャリア開発を通じて世界中の意欲ある人材の潜在能力発揮を支援することです。
2004年に初めてQS世界大学ランキング大学を発表し、現在では、大学のパフォーマンス比較のためのデータとして世界で最も参照される人気のある情報源となっています。 ランキングを掲載している主要ウェブサイトである www.TopUniversities.comについて は 2021 年に 1 億 4700 万回以上閲覧され、2021 年には世界中のメディアから QS に関する、または QS について言及した 96,000 件を超える記事が掲載されました。
QS Quacquarelli Symonds is the world’s leading provider of services, analytics, and insight to the global higher education sector, whose mission is to empower motivated people anywhere in the world to fulfil their potential through educational achievement, international mobility, and career development.
The QS World University Rankings portfolio, inaugurated in 2004, is the world’s most popular source of comparative data about university performance.
Their flagship website, www.TopUniversities.com – the home of their rankings – was viewed 147 million times in 2021, and over 96,000 media clippings pertaining to, or mentioning, QS were published by media outlets across the world in 2021.
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(日本語リリース:クライアント提供)