ロイヤル・カリビアン・グループが再生可能なディーゼル燃料を使用して航海する米国初のクルーズ会社に
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【ロサンゼルス2022年10月29日PR Newswire=共同通信JBN】
*同グループはWorld Fuel Servicesと提携し、低炭素燃料の最初の燃料補給を行う。これは、同社のDestination Net Zero(デスティネーション・ネットゼロ)脱炭素戦略の重要なステップである
ロイヤル・カリビアン・グループ(Royal Caribbean Group)(NYSE: RCL)は29日、「Navigator of the Seas」がロサンゼルス港から出航した際、船の燃料需要の一部を満たすため再生可能なディーゼル燃料を使用して米国の港からクルーズ船を出航させた最初の大手クルーズ会社となった。同グループの受賞歴のあるクルーズ会社の1社であるロイヤル・カリビアン・インターナショナル(Royal Caribbean International)にとり再生可能なディーゼル燃料の使用はクルーズ船の炭素排出物を削減する。
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同グループの代替燃料の追求におけるこの重要なステップは、ロイヤル・カリビアン・グループの包括的脱炭素化戦略であるDestination Net Zero(https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=3692530-1&h=3942656244&u=https%3A%2F%2Fpresscenter.rclcorporate.com%2Fpress-release%2F153%2Froyal-caribbean-group-announces-ldquodestination-net-zerordquo-mdash-program-to-achieve-net-zero-emissions-by-2050%2F&a=Destination+Net+Zero )の発表から1年も経たないうちに実現している。
ロイヤル・カリビアン・グループのLaura Hodges Bethge執行副社長(シェアードサービス業務担当)は「われわれは、排出量を削減し、責任を持って素晴らしい休暇を提供するという目的達成に役立つテクノロジーとイノベーションに投資することにコミットしている。このマイルストーンを祝うと同時に、ネットゼロ目標を達成するため、他の主要な代替ソリューションに照準を合わせ続けている」と語った。
「Navigator of the Seas」が使用している再生可能燃料は、従来の船舶用燃料よりも炭素含有量が少ない。この燃料は再生可能な原材料から製造されるが、燃料の製造プロセスは従来の船舶用軽油と分子的に同一で、同船の既存エンジンで安全に使用できる「ドロップイン」燃料を生み出している。
ロイヤル・カリビアン・グループは、長期使用の実現可能性を評価するため、ロサンゼルスに本拠を置く船の燃料ニーズの一部を満たすために低炭素燃料使用を継続する方針で、その使用を船隊全体の他の船に拡大することを目指している。これは、持続可能なバイオ燃料を開発するための別のプロセスを模索している、同グループの合弁パートナーであるHapag-Lloyd Cruisesによる同様の試験を受けたものだ。
この試験のため、ロイヤル・カリビアン・グループはWorld Fuel Servicesと提携し、「Navigator of the Seas」に再生可能燃料を供給する。ロサンゼルス港に停泊中の際にはJankovich CompanyがWorld Fuel Servicesに代わって同船に燃料を供給する。 燃料補給後、「Navigator of the Seas」はメキシコに向け出航する。
World Fuel Services CorporationのMichael J. Kasbar会長兼最高経営責任者(CEO)は「当社は、当社の再生可能燃料の流通能力と技術的専門知識を活用して海洋用途での再生可能燃料使用を促進することにより、クルーズ業界をより持続可能にするためのロイヤル・カリビアン・グループのジャーニーの一部であることを極めて誇りに思っている」と語った。
ロイヤル・カリビアン・グループは「Navigator of the Seas」でバイオ燃料使用をテストすることに加え、シルバーシークルーズ(Silversea Cruises)の最新クラスの船舶である「Nova」クラスの一環として、クルーズ業界初のハイブリッド動力船を2023年夏にデビューさせる予定である。同グループはまた、船舶の陸上電力に投資し、主要なクルーズ港と協力して使用することにより、停泊中の排出量削減に取り組んでいる。たとえば、ロイヤル・カリビアン・グループは2021年、マイアミ港に陸上電力を供給する契約に調印した。これにより、船は燃料を使用せずに港で電力を使用できるようになる。同社はまた、テキサス州ガルベストン港に新しいゼロエネルギー・クルーズターミナルを導入しつつある。これは、持続可能な設計への取り組みに基づいており、LEED-Gold認証施設となる。
ロイヤル・カリビアン・グループのサステナビリティーに関する取り組みについての詳細はhttps://sustainability.rclcorporate.com/ を参照。
▽ロイヤル・カリビアン・グループについて
ロイヤル・カリビアン・グループ(Royal Caribbean Group)(NYSE:RCL)は世界有数のクルーズ会社の1つで、世界の1000以上のデスティネーションに運航している64隻から成る船隊を擁している。ロイヤル・カリビアン・グループは、受賞歴のある3つのクルーズブランドであるロイヤル・カリビアン・インターナショナル(Royal Caribbean International、https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=3692530-1&h=2136286381&u=https%3A%2F%2Fwww.royalcaribbean.com%2F&a=Royal+Caribbean+International )、セレブリティクルーズ(Celebrity Cruises、https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=3692530-1&h=1432390673&u=https%3A%2F%2Fwww.celebritycruises.com%2F&a=Celebrity+Cruises )、シルバーシークルーズ(Silversea Cruises、https://c212.net/c/link/?t=0&l=en&o=3692530-1&h=3068468392&u=https%3A%2F%2Fwww.silversea.com%2F&a=Silversea+Cruises )を所有および運営し、TUI CruisesとHapag-Lloyd Cruisesを運航する合弁事業の50%を保有している。これらを合わせ、2022年6月30日時点で10隻を追加発注している。詳しい情報は、www.royalcaribbeangroup.com 、またはwww.rclinvestor.com を参照。
ソース:Royal Caribbean Group
▽問い合わせ先
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jdiaz@rccl.com
Lyan Sierra-Caro
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