河北国際工業デザインウイークが11月に開幕

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【石家荘（中国）2022年10月25日新華社＝共同通信JBN】第5回Hebei International Industrial Design Week（河北国際工業デザインウイーク）が11月10日から16日まで、オランダを主賓に迎えて中国北部の河北省で開催される。

同省の新しい近代都市、雄安新区がイベントの主会場となり、一部の活動は石家荘や泰皇島、定州の各市でも開催される。

河北省工業・情報技術部（Hebei Provincial Industry and Information Technology Department）によると、開会式や基調講演、雄安デザインフォーラム、工業デザインイノベーション展示、国際デザイン新商品発表会、第3回Goldreed Industrial Design Award（ゴールドリード工業デザイン賞）、オランダデザインデー、デザインイノベーションツアーなど一連の催しが主会場での呼び物となり、この会場は各種会合や展示、授賞式などを中心とした国際デザイン協力への開かれたプラットフォームになる。

雄安デザインフォーラム、世界デザイン機構（WDO）、世界デザインウイークが基調講演やラウンドテーブル対話などの催しを開いて協力する。

取り上げられる議題は都市開発、産業転換、生産と生活の新たな規範、新たな消費動向、持続可能な開発など、多岐にわたる。国内外のデザイン機関や製造企業、大学などからの主要メンバーが参加し、先駆的なデザインイノベーションのアイデアや傾向を説明し、意見を交換する。

International Design New Product Releases（国際デザイン新商品発表会）は、国内外のデザイン企業やデザインマスター、最先端のデザイナーに、ファッションブランド企業や製造企業とともに新しいデザインを発表するよう呼び掛けている。

さらにメーカー、プラットフォーム企業、インキュベーター、金融機関の代表らも会議に出席し、産業化や市場志向の2者間協力への機会を提供し、デザインの商品への転換やデザイン価値の構築を支援する。

Goldreed Industrial Design Awardの外国プレジデントであるWDOのDavid Kusuma会長と、中国プレジデントである湖南大学設計芸術学院のHe Renke教授も他の来賓らとともに、授賞式に出席する。

両氏らは同賞の第3回イベントの入賞者を発表し、トロフィーを授与する。このイベントの国際的影響力とブランド価値を高めるために、第4回Goldreed Industrial Design Awardのコンテストは、世界中の有名なデザイン機関や企業、チーム、個人デザイナーの招請を始める予定である。

デザインウイークの催しは、5G、VR／AR、ビッグデータなどのIT技術をフルに活用し、オンライン展示やライブブロードキャスティングなどによってオフラインでの活動を展示し、時間や空間の制約を回避し、終わることのないオンラインデザインウイークを作り出す。

2018年以来、河北省は4回にわたって雄安新区でInternational Industrial Design Weekを開催してきた。その中には139のフォーラム、展示、商談会、交流活動などがあり、50を超す国・地域の企業と、2万5000点のデザイン作品を呼び込んだ。

フィンランド、イタリア、英国の在中大使館は、このイベントに代表団のツアーを組織し、WDOや香港デザイン協会連盟など50を超える内外の著名なデザイン機関が代表を派遣した。

International Industrial Design Weekは河北でオンラインとオフラインの博覧会を組織する方式の先駆的役割を果たした。4回のイベントは17万人以上の参加者と来場者があり、2800万人以上がオンラインで訪れた。

河北省はInternational Industrial Design Weekを、工業デザインサービス産業を育成・発展させ、工業デザインと製造業の深化した統合を促進し、イノベーションと発展を世界の舞台に登場させる重要なプラットフォームとして活用してきた。

産業統計によると、河北省における工業デザイン企業数は今年、2017年の9倍以上の470に達し、中国で第5位にランクされている。河北省には20の市町村工業デザイン産業組織があり、中国の全産業組織の15％を占めている。

河北省には11の省級、市町村級の工業デザイン賞があり、全国で第4位にランクされている。同省はこれまでに11の全国レベルの工業デザインセンターを育成し、2021年だけで5つを創出し、歴史的な大躍進を達成した。

ソース： Hebei Provincial Industry and Information Technology Department