済寧で新エネルギー動力内航船の中国初の標準化製造拠点建設に着手
AsiaNet 98306
済寧で新エネルギー動力内航船の中国初の標準化製造拠点建設に着手
【済寧(中国)2022年10月20日PR Newswire】
GLOBAL TIMES(環球時報)ONLINEのニュース報道:
Jining Energy Development Group Co., Ltd.(以下、「Jining Energy」)が進めている新エネルギー動力内航船製造プロジェクトが10月11日、中国東部の山東省済寧市が管理する県級市の鄒城で始まった。
Jining Energyは、同社の現代的な港湾・海運物流業界の完全な産業チェーンの強みを生かして、国内初のグリーンで現代的かつ標準化された製造拠点を建設し、内航船の研究開発と設計、インテリジェント製造を統合するプロジェクトに取り組んでゆく。
プロジェクトの計画面積は約1125畝(75ヘクタール)で、4つのスマート製造ワークショップと支援施設が建設される。完工と操業開始は2023年末の予定である。
プロジェクトの第1段階が完成すると、年間240隻の製造と100隻の修理が可能となる。全面的に完成すれば、年間に400隻を製造し、100隻を修理できるようになる。
China Shipbuilding NDRI Engineering Co., Ltdの王埼副社長は、新エネルギー動力内航船の製造拠点はJining Energyの重要なプロジェクトであり、新エネルギー動力船の広範な利用は中国の内航運輸部門の開発を強化するだろうと語った。
王氏はさらに、今回のプロジェクトは中国の新エネルギー動力内航船製造のモデルプロジェクトであり、内航海運部門のグリーンな開発を牽引するプロジェクトでもあると付け加えた。
グリーンでインテリジェントな船舶製造を促進し、グリーンでスマートな船舶を建造することを目指すこのプロジェクトは、造船の標準化を促進し、内航船のアップグレードを加速し、長江以北の地域におけるスマートでグリーンな物流の発展を主導してゆく。
中国共産党鄒城市委員会の副書記を兼任する王建文市長は「このプロジェクトは鉄鋼とハイエンド化学産業のクラスターの発展を効率的に牽引し、地域経済と社会の発展に新たな活力を注ぎ込むだろう」と述べた。
Jining Energyの張広宇会長は「当社は港湾と海運物流産業の完全な産業チェーンシステムの構築に努力しており、新エネルギー動力船舶の製造プロジェクトは、そうした努力の重要な一部だ」と語った。
張広宇会長によると、このプロジェクトが完成すれば、山東省南部の運輸構造が大きく改善され、地域の高速道路運用サイクルの拡大、エコロジカルな環境の改善、地域経済の急速な発展の強化、港湾・造船産業の健全な発展の促進、北京・杭州大運河(京杭運河)沿いの経済的復興の実現に大きな意義を持つという。
済寧港は、京杭運河沿いの重要な港湾であり、貨物の全取扱量は2025年には1億トン、2035年には1億3000万トンに達すると見込まれている。港の輸送船舶需要の伸びは年間15%を超え、新造船の需要も年間500隻を上回ると予想されている。
(日本語リリース:クライアント提供)