天府国際バイオ都市:グローバルなバイオ産業都市の構築
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【成都(中国)2022 年 10 月 14 日新華社=共同通信JBN】成都天府グローバル国際バイオ都市(Chengdu Tianfu Global International Biocity)は10月10日、最新のバイオ医薬品、革新的化学薬品、高度医療装置などの重要分野をカバーする総額約90億人民元の10プロジェクトの協定に調印した。
中国の遺伝子疾患検査大手Geneseeqは、中国南西部を拠点とする本社として、遺伝子感染や腫瘍診断の地元施設と産業化拠点への投資を計画している。中国中西部での検査と診断の先導者としてだけでなく、中国におけるGeneseeqの第2本社になることに力を注いでいる。
中国の大手ソフトロボット製造企業Shanghai Siyi Intelligent Technology Co., Ltd.は、病院、地域社会、家族を統合するリハビリテーションプラットフォームを構築する。Siyi は同時に、運営本社、上場会社のオフィス、製造施設を天府国際バイオ都市に設置する。
Siyiの創業者 Yin Ganggang 氏は「天府国際バイオ都市は、プロジェクトを支援し、投資と資金調達問題を解決するために投資と補助金の両面でわれわれを援助している。上流と下流の分析の視点から、産業チェーンを改善し、上流と下流のコミュニケーションにかかる時間を大幅に節約する」と述べた。
成都天府国際バイオ都市の広報担当者は「協定の調印は、バイオ産業の革新に転換をもたらすだろう。将来、バイオ都市はさらに多くのプロジェクトのクラスターを構築し、規模を一貫して拡大し、医薬品産業を振興し続けるだろう」と語った。
南西部の双流(四川省の省都成都の一部)に位置し、2016年3月に着工された成都天府国際バイオ都市は、計画面積約44平方キロメートルである。バイオ都市にはバイオ医薬品、革新的化学薬品、高性能医療機器、専門的なアウトソーシングサービス、医療サービスの5つの産業が含まれる。これらの産業は、産業チェーン、イノベーションチェーンとサプライチェーンの緊密な結合を促進することを企図しており、それによって地元の推進力と現代産業の競争力を向上させる。
天府国際バイオ都市では設立以来、経済貢献と競争の面でバイオ産業が発展した。第1フェーズとなる9キロに及ぶ都市の骨格はすでに整備されている。
バイオ医薬品の専門家からの投資を誘致するために、成都天府国際エコシティー(Chengdu Tianfu International Ecocity)は地元の人々と会社の従業員の居住要件を満たすための都市の居住性、都市機能の持続的向上、ワークライフバランスの向上と生活の利便性を重視している。永安湖城市森林公園、インキュベーターショッピング街、地域複合施設などのビジネスモデルは、食品、ホスピタリティー、旅行、観光、ショッピング、レクリエーションなどの消費者市場に着実に貢献している。現在、成都天府国際バイオ都市は革新的なバイオ医薬品のグローバル拠点になりつつある。
ソース:Chengdu Tianfu Global International Biocity