煙台のリンゴ産業が質の高い発展を実現
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【煙台(中国)2022年10月13日PR Newswire=共同通信JBN】150年以上の栽培の歴史を持つ煙台は、中国における現代リンゴの発祥地である。2008年に煙台のリンゴは地理的表示の証明商標登録が承認され、2011年には中国における有名商標として認められた。2015年に煙台は浙江大学に特注の「Yantai Apple Branding Strategic Plan(煙台リンゴブランディング戦略計画)」の策定を委託した。この計画によりブランドシンボル制度、経営保護制度、連絡制度のための戦略的設計が実施され、2020年にはブランドそのものの質の向上が図られ、高められた。一方、煙台リンゴの上位10ブランドの選定を継続的に行ったことで、共同の宣伝活動や販売促進活動が可能になり、地域の公共のブランドが主導し、企業のブランドによって支えられた親子ブランディング制度が構築された。
煙台リンゴの植え付け面積は255万ムーに上り、合計生産量は2021年までに574万トンに達した。また「煙台リンゴ」のブランド価値は150億3400万元で、中国の果実産業では13年連続でトップブランドとなった。煙台リンゴは煙台出身の王亜平(Wang Yaping)宇宙飛行士によって宇宙へと運ばれ、China-EU Agreement on Geographical Indications(地理的表示に関する中国・欧州連合(EU)協定)カタログへの登録で先行し、National Protection Demonstration Zone for Products with Geographical Indications(地理的表示を持つ製品の国家保護実証区)の設立準備の第1陣に認定され、Key Contact Guidance List for the National Geographical Indication Application and Promotion(国家地理的表示申請・推進のための主要連絡指導リスト)にも選定された。さらに煙台は、そのリンゴに関して全国的な1000億規模の有益特性産業クラスターの設立が認められた。ブランディングは品質保証と切り離すことができない。同市には85万ムーの認証栽培面積があり、これまでに116の果実企業が「Three Products and One Standard(3種の商品・1つの基準)認証を取得し、約20の果実企業がGAP(適正農業生産工程)認証に合格している。国および省による果実品質・安全性の監督・抽出テストで、煙台リンゴの監視適格率は100%に達した。標準化とブランディングの強化により、煙台リンゴは全国のリンゴ産業を主導し、前進している。
2020年に煙台市党委員会と市政府は「Implementation Opinions on Accelerating the High-Quality Development of the Apple Industry(2020-2022)(リンゴ産業の質の高い発展加速に関する実施意見書(2020-2022))を発表した。意見書では5つの主要分野における17の具体的措置が提案され、科学的・技術的イノベーションの推進、発展のためのプラットフォームの構築、産業基盤の統合、ブランド振興の強化、保証制度の確立などが盛り込まれている。こうした政策措置は極めて先導的で、明確に方向づけられ、豊かな果実農家から成る美しい村で力強い果実産業を実現するために、科学的助言を提供し、煙台リンゴ産業の質の高い発展のための方策を示している。
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ソース:City of Yantai