ピニンファリーナが設計する中国の新しい水上都市、Blue Loop
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【トリノ(イタリア)2022年10月13日PR Newswire=共同通信JBN】
*ピニンファリーナ(Pininfarina)が設計する中国の新しい水上都市、Blue Loop
Pininfarina Architectureは、陶庄鎮人民政府によって、上海近郊の長江デルタに建設される新都市のマスタープランの設計者に選ばれた。Blue Loop(藍環)というプロジェクト名の由来となった、プロジェクトエリアを囲む水路システムは、地元の農業と生産の構造をサポートするよう設計され、ユネスコ(UNESCO)世界遺産に登録されている水郷の西塘など、近隣の町とプロジェクトエリアを接続するモビリティーインフラストラクチャーでもある。
Blue Loopは、15年間の時間軸でYangtze River Delta National Land and Space Development Plan(長江デルタ国土空間開発計画)に定められたガイドラインに沿って設計されており、水路が経済的および社会的繁栄を生み出し、維持し、自然の生態系と気候調節の中心的な要素を代表する不可欠な資源であるとみなしている。
このプロジェクトは、3つの異なる都市エコシステムに分かれている。主に居住性を備え、イタリアの都市中心部の空間性を想起させるItaly-City、管理構造、研究センター、大学を備えたInnovation Valley、水耕栽培の農作物と統合された、再生可能な資源からエネルギーを生産するための統合軸、Energiaである。
Italy-Cityは、中国の伝統に触発され、緑地と公共エリアに特に配慮し、歴史的なイタリアの都市集落の特徴を加えた水郷として構想された。水は、新しい都市内で移動し交流するための主要な要素である。航行可能な運河の密集した新しいネットワークは、都市と付近の汾湖をつなぐ最適なリンクを構成する。この都市は、総面積200万平方メートルにわたって、異なる人口と都市密度を持つ4つの地区で構成される。
Innovation Valleyは、科学的卓越性の新しい中心、大規模な現代的国際地区、知識と持続可能な成長の環境として構想されており、革新、調査、または研究を行いたいと考えるすべての人に開かれ、中国北部の戦略的な位置で領域に不可欠なスペースを生み出している。Innovation Valleyはまた、電気自動車、自動運転車、共用車に特化して統合し、持続可能なモビリティーの新しいモデルを実験する予定である。
Energiaは、25万平方メートルを超す廃棄物発電プラントと約30万平方メートルの実験的農業ハブを組み合わせ、景観と都市ダイナミクスに統合され、環境への排出を最小限に抑えることを目的とした、現代的なインフラストラクチャーのユニークなモデルを生成する。
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ソース:Pininfarina