金沢歴史的建造物関連資料アーカイヴス 公開展示会「金沢の歴史的建築とその資料展」を開催。
2022 年10 月17 日(月)~10 月27 日(木)、金沢市役所第二本庁舎にて
金沢市と金沢工業大学 建築アーカイヴス研究所は、金沢市が実施する金沢歴史遺産探訪月間のイベントのひとつとして、金沢市役所第二本庁舎一階エントランスホールで、金沢歴史的建造物関連資料アーカイヴス 公開展示会「金沢の歴史的建築とその資料展」を開催します。
今回の展覧会では、電動式の製箔機を発明し、現在の金沢箔の基礎を築いた三浦彦太郎氏(1869~1939)のご子孫からデジタルデータ化にご協力いただいた古写真を元に、「製箔業・三浦家が見た金沢の町並み」と題した展示会を開催します。また、金沢市内の文化財建造物をパネルで紹介する「金沢の文化財建造物紹介パネル展」も同時開催いたします。
金沢工業大学 建築アーカイヴス研究所は、主に日本建築家協会と協力して、国内外で活躍した戦後建築家の設計資料を収集し、保管・整理・公開を行っています。今回の展示会には、建築アーカイヴス研究所の山崎幹泰教授、勝原基貴講師、佐藤康二研究所職員、三上耕一研究所職員のほか、建築学部建築学科4年生(山崎研究室)の松本倫太朗さん、嘉数大地さん、大嶋一輝さんが関わり、アーカイヴス活動の一環として展示会の準備を行いました。学生は、展示する写真の選定やパネル作成の補助、展示レイアウトの検討、会場設営などを主体的に行いました。また、3名の学生は現在、プロジェクトデザインⅢ(卒業研究)のテーマとして建築家・丹田悦雄氏の資料(JIA-KIT建築アーカイヴス)の整理を日々行っており、資料公開に向けて資料リストの完成をめざした取り組みも行っています。
金沢歴史的建造物関連資料アーカイヴス公開展示会「金沢の歴史的建築とその資料展」
期間:2022 年10 月17 日(月)~10 月27 日(木)
開館時間:8 時30 分~18 時(閉庁日:土曜日・日曜日・祝日)
会場:金沢市役所(金沢市柿木畠1 番1 号)第二本庁舎 1階エントランスホール
※金沢市役所駐車場は混みあいますので、なるべく公共交通機関をご利用ください。
主催:金沢市 文化財保護課、金沢工業大学 建築アーカイヴス研究所
協賛:学校法人 金沢工業大学
協力:三浦家、金沢市
お問い合わせ:金沢工業大学 建築アーカイヴス研究所
電話 076-248-8714/E-mail archives@mlist.kanazawa-it.ac.jp
■展示例(「製箔業・三浦家が見た金沢の町並み」)
犀川河川敷での消防出初式
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202210128020-O2-08R9VOgS】
三浦彦太郎氏の肖像(三浦家所蔵)
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202210128020-O1-2TVBIm5q】
製箔工場での作業風景(三浦家所蔵)
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202210128020-O4-iX9l3Mcb】
金沢歴史的建造物関連資料アーカイヴス
「金沢歴史的建造物関連資料アーカイヴス」は、金沢市と金沢工業大学が連携・協力して設立したもので、金沢市と金沢工業大学が保有・保管する、金沢に関係する建築等に関する貴重な歴史遺産調査資料・関連資料をデジタルデータ化し、歴史都市金沢における調査研究の推進と保存・継承に寄与するものです。日本建築家協会(Japan Institute of Architects:JIA)と金沢工業大学(Kanazawa Institute of Technology:KIT)が共同で設立した「JIA-KIT建築アーカイヴス」の実績・技術を活かし、地域の役に立てるように、これらの資料を保存・継承し、公開・活用することを目的として2010年3月に開設されました。
「金沢歴史遺産探訪月間」について
毎年、文化財保護強調週間(11月1日から7日まで)や近代化遺産の日(10月20日)に合わせて、金沢市が開催しています。近代化遺産をはじめ、歴史遺産をより身近に感じてもらうことができるように、多彩な行事を行う期間で、2022年度の期間は10月1日(土)~11月23日(水・祝)となります。この金沢歴史遺産探訪月間の一環として今回の展覧会を実施します。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202210128020-O3-M8IoL5pm】