Qatar MuseumsがNYメトロポリタン美術館との展示品、プログラム、学術協力の交流を発表
AsiaNet 98004 (2326)
【ドーハ(カタール)2022年9月23日PR Newswire=共同通信JBN】Qatar Museumsは23日、ニューヨーク市のメトロポリタン美術館との展示品、プログラム、学術協力の交流などの協力事業を発表した。これは、ドーハの再構築されたMuseum of Islamic Art(MIA、イスラム美術館)の再開の機会と、メトロポリタン美術館のアラブ諸国、トルコ、イラン、中央アジア、南アジア後期の美術ギャラリー開設10周年を記念したもの。Qatar Museumsはメトロポリタン美術館に大きな贈り物をし、メトはカタールの支援をたたえてウマイヤ朝、アッバス朝時代(7-13世紀)の美術品展示ギャラリーを「カタール・ギャラリー」と名付けた。
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共同事業はカタールと米国の強いつながりを示したQatar Museumsの2021年Year of Cultureプログラムの遺産プロジェクトの役割を果たす。組織間の共同事業の一環として、Qatar Museumsはその有名な収蔵品から「Jerusalem in the Middle Ages(中世のエルサレム)」(2016年)、「Sultans of Deccan India(インド・デカン高原のスルタン)」(1500-1700)、「Opulence and Fantasy(絢爛と幻想)」(2015年)、「Great Age of the Seljuks(セルジューク朝の偉大な時代)」(2016)などの作品をメトの展示に貸し出した。メトの収蔵品からは「Monumental Journey(記念碑的な旅): ジロー・ド・プランジェの銀板写真」(2019)や他の作品が10月26日、Museum of Islamic Artの再開記念特別展「Baghdad: Eye's Delight(バグダッド:目の喜び)」で ドーハにお目見えする。
Qatar MuseumsのAl Mayassa bint Hamad bin Khalifa Al Thani会長は「メトロポリタン美術館のカタール・ギャラリー開設は、両組織間の協調関係とイスラム世界の芸術の評価をどこででも高めるという共通の重要な目標を前進させる願いを強調している。14世紀にわたる世界的な伝統の美しさ、深さ、多様性を称えるためにメトと協力できることを誇りに思う」と述べた。
メトのMax Holleinマリナ・ケレン・フレンチ館長は「メトはQatar Museumsのこの異例の寛大な行為に深く感謝している。この贈り物は両組織間の長年の関係の最新例であり、展示、プログラム、学術協力の交流を含む幅広い共同事業の始まりを示す。この重要な支援は、毎年何百万人もの参観者の大きな関心と感動の源であり続けているメトの改装されたギャラリーの開設10周年を記念するものであり、特別に意味がある」と論評した。
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ソース: Qatar Museums