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LGイノテック、車両室内用レーダーモジュールで搭乗者の安全性を高める !

2022.07.04 11:34

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202207043369-O2-UCAo6DL5

AsiaNet 96788

LG イノテック、車両室内用レーダーモジュールで搭乗者の安全性を高める!

■ 乳幼児放置事故予防のため、米国・欧州ではセンシング装置の設置義務化
■ LGイノテックのレーダーモジュール、物体を正確に区別する解像度は世界最高のレベル
- 乳幼児放置事故の予防が可能、搭乗者の生命を保護するためのエアバッグ最適化
■ 「顧客経験の革新で自律走行時代を早めるだろう」

【ソウル(韓国)2022年7月1日PR Newswire】LG イノテックが世界最高水準の「車両室内用レーダー(Radar)モジュール」を開発したと28日発表した。今回の開発でLG イノテックは、グローバル車両用レーダーモジュール市場で、一歩リードするようになった。

「車両室内用レーダーモジュール」は、電波を利用して生命体の有無、動きなどを感知する部品で、主に幼児の放置予防、車両盗難防止などに活用される。基板上にレーダーチップ、アンテナ、通信チップ等様々な部品を組み合わせて作り、主に車内2列シートの天井とルームミラー側に設置する。

「車両室内用レーダーモジュール」をはじめとする内部センシング装置は、韓国をはじめ世界的に需要が急増している。韓国では送迎バス用の子供置き去り防止の安全装置を義務化している。欧州は2023年から新規車両販売許可基準に、子供の搭乗感知機能テストを追加する計画である。米国は2025年から乳幼児の車両放置事故の予防のため、子供の搭乗感知機能の搭載義務化を推進中である。こうした傾向は他国にも急速に広がっている。

車両用内部のセンシング装置のうち「車両室内用レーダーモジュール」は最も注目される部品のひとつだ。レーダーは事物を透過し、カメラとは異なり、服や布団等の障害物があっても生命体の有無を正確に感知することができ、イメージではなく電波を使用するため、プライバシー侵害の恐れがない。また、圧力センサー、超音波センサーは5個以上設定する必要があるが、レーダーモジュールは1~2個のみでも正確に感知できるのが強みである。

さらに、このモジュールは自動運転にも有効である。搭乗者シートベルトの装着確認、降車時点の通知など、様々な役割をドライバーに代わってすることができる。グローバル完成車及び車両部品会社が導入を積極的に検討する理由である。

■LGイノテックのレーダーモジュール、物体を正確に区別する解像度は世界最高レベル
LG イノテックの「車両室内用レーダーモジュール」は、従来比で解像度(Resolution、物体を正確に区分する精度)を40%程度高め、世界最高水準の性能を確保した。また、モジュールの信号処理時間を従来比で30%ほど短縮し、さらに迅速なセンシングが可能となった。

性能向上のため、LGイノテックは車両通信分野で積み重ねてきた独自のアンテナ設計技術と、微細信号感知アルゴリズム(ノイズを除去し、正確な信号のみを選んで感知)を採用した。

特にコンピュータープログラムを活用したDX(Digital Transformation)を活用してアンテナ配置構造を最適化し、同じアンテナ数で1.3倍高いアンテナ性能を実現した。また、信号感知エラーを最小化し、微細信号感度を高めたソフトウェアを独自開発し、精度を一層高めた。

このモジュールは、設置位置が自由であることもメリットである。一部のアンテナ設計のみを変更すれば、顧客が望む位置にどこにでも設置できる。従来製品は電波方向の変更が難しく、2列シートの天井側やルームミラー等、定められた位置にのみ設置しなければならなかった。

 
■乳幼児放置事故の予防が可能、搭乗者の生命を保護するためのエアバッグ最適化

LGイノテックの「車両室内用レーダーモジュール」は、車両の全座席の搭乗者位置と人数、生体信号、動き等をすべて把握することができる。現在商用化された製品は、後部座席の人、動物等生命体の有無程度だけを感知する水準である。

「車両室内用レーダーモジュール」を採用すると、車内の幼児放置事故を予防することができる。本製品は、生後3ヵ月の乳児の微細な呼吸まで把握できるほど高い精度を誇る。車両に乳児が残っている場合、これを直ちに運転者に知らせ、事故発生を最小限に抑える。

また、搭乗者の生命保護のための安定性も上げることができる。この製品を採用すれば、カスタマイズ型エアバッグのセッティングが可能だ。搭乗者の位置と大きさを正確に把握し、大人、子供に合うようにエアバッグ圧力を調節し、最適化することができるためである。

車両の盗難・侵入防止にも有効である。正確な生体信号と動きを把握し、駐車後の車内や周辺に不審な動きがあると、運転者に警告音、スマートフォン等で通知することができる。

運転者がいない自律走行車に必要な機能も備えた。搭乗者全員がシートベルトをしないと車が出発できない、目的地到着時に搭乗者が寝入って降車できない場合には椅子に振動を与えて起こす等、多様な機能実装が可能である。

今後は手の動き等ジェスチャーだけで室内エアコンの温度、音楽のボリュームなど車両内部の機器を手軽に制御する機能も追加する予定である。

■「顧客経験の革新で自動運転時代を早めるだろう」
LGイノテックは「車両室内用レーダーモジュール」を前面に出し、グローバル車両用レーダーモジュール市場攻略に積極的に乗り出す方針である。2024年の商用化を目指し、韓国はもちろん、米国・欧州・日本地域のグローバル完成車及び車両部品会社対象のプロモーションを活発に繰り広げている。

ユ・ビョングク電装部品事業部長(常務)は「これまでの製品は物体を正確に区別するのに困難があったが、LGイノテックはこのような限界を克服した。」とし、「LG イノテックの車両室内用レーダーモジュールは、市場に大きな反響を引き起こすだろう」と述べた。さらに「今後も顧客経験を革新できる未来車部品を一足先に発表し、完全自律走行時代を早めることになる」と話した。

グローバル市場調査機関であるヨール・デベロップメント(Yole Development)と富士キメラ総研(Fuji Chimera Research Institute, Inc.)によると、グローバル車両用レーダーモジュール市場は2020年の2.7兆ウォンから2040年の22.3兆ウォンに年平均11%近く成長する見通しである。特に「車両室内用レーダーモジュール」の需要は、2020年15万台から8700万台に年平均37%ほど急速に増加すると予想される。




ソース:LG Innotek

画像添付リンク
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(画像説明:LG Innotekが開発した「車両室内用レーダーモジュール」)

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(画像説明:LG Innotekが開発した「車両室内用レーダーモジュール」)

(日本語リリース:クライアント提供)

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