世界最大の電気クルーズ船が中国中部で初航海
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【宜昌(中国)2022年4月1日新華社=共同通信JBN】動力がすべて電気で供給される長江三峡1号(Yangtze River Three Gorges 1)が3月29日、中国中部の湖北省宜昌市でデビューし、風光明媚な長江三峡沿いに公式遊覧運航を行った。
この船は長さ100メートル、幅16.3メートル、喫水4メートルで、乗客1300人までが乗船可能。宜昌市宣伝部(Publicity Department of Yichang Municipality)によると、100台以上の電気自動車の合計電池容量に相当する毎時7500KWの大型船舶用電池によって動力が供給される。
長江三峡1号は、最大電池容量、最大電池パック数、最も包括的な安全措置、最も豊富な推進負荷という、世界の電気客船の技術分野における4つの記録を達成している。同時にこの船は、顔認証、人工知能(AI)インテリジェント分析、インテリジェント照明、ワンクリックでのシーンレイアウトといった先進技術を備え、観光客に先端技術の最新スマート航海体験を提供する。
State Grid(国家電網)の現地支店がこの船向けに総合的な充電ネットワークを構築した。高電圧充電と低電圧補給によって複数の港での電力補給が可能になっている。この電気クルーズ船は1回の充電で100キロの航行が可能で、これは530メートルトンの燃料に相当し、年間1600トンを超える排出量削減につながる。
ソース:The Publicity Department of Yichang Municipality
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(画像説明:動力がすべて電気で供給される長江三峡1号が3月29日、中国中部湖北省宜昌市でデビュー)