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バージョンアップして再演決定!オフィス3〇〇『私の恋人beyond』

2022.04.01 09:00

30人の役を3人で演じる音楽劇! これは反戦の芝居です。

http://office300.co.jp/watashinokoibitobeyond.html

バージョンアップして再演決定!!
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202203319465-O1-4OT7Mm2c

 
                                                         30人の役を3人で演じる音楽劇
これは反戦の芝居です。 オフィス3〇〇「私の恋人beyond」 原作:上田岳弘「私の恋人」(新潮社)  脚本・演出:渡辺えり



「私の恋人」は反戦と平和への熱望がテーマになっています。初演時から三年経ち、その間コロナの蔓延、ロシア政府のウクライナへの侵攻とますます平和がおびやかされる状況になってしまいました。この舞台の再演の意味がより濃く深くなっています。
本作は上田岳弘さんの小説「私の恋人」から想を得て、八割がたは私の創作です。
東北の震災で受けた傷と断捨離の意味を問うシーン、満州開拓の際に受けた日本人のアイデンティティー崩壊や日本の引きこもり青年が外人部隊、つまり傭兵として志願するといったグロテスクな欲望のシーン。これらは全く原作にはないシーンです。原作ファンの方も驚く展開を楽しんでいただけると思います。
また小日向文世の縦横無尽な怪演、のんの唯一無二の純真でしたたかな演技。私の年齢を超えた挑戦も見ものです。
以下は初演時のパンフレットに書きました私の文章です。
「混在する正義とエロチシズム」
                                                                                                                                 渡辺えり
小説「私の恋人」は何もない脳内の闇の中から一人の理想の恋人を作り上げ、「平和」と「正義」の象徴のような“私の恋人”に支えられ生き続けていく男の話と言っても良いだろうが、いない人物に命を吹き込み、生きた人を作り上げ、その虜になるというストーリーはまさに演劇そのもの。演劇の魅力の虜になってしまった私たちそのものなのである。
これを生の舞台として表現できればと強く思った。
小日向文世さんは昔からの同志のような演劇の仲間である。ゆるぎない信頼関係は、ゼロから夢を作る作業の大変さを共有してきた時代そのものをバックにしているからである。のんちゃんは8年前から一緒に何か作ろうと話し続けてきた気の合う友人である。二人とも複雑な役を悩みながらも楽しそうに演じてくれている。私も大変なのについ大笑いしてしまう。
4回ものオーディションを受けてくれた天使の方たちも嬉々として頼もしい。スタッフの皆さんも本当に手のかかる大変な作業をやってくださり、本当に感謝です。
お客様も楽しんで観てくだされば幸いです。故郷の皆様そしてお世話になっている各県の皆様にお会いできるのがとても楽しみです。
考えてみれば、友人のお誕生会で発表する台本を書くようになってから56年くらいになる。中学高校でも書いたり演出したりを続けてきて64歳の今、改めて振り返るとあまり作風が変わっていない気がして呆れてしまう。
高村光太郎に心酔した父の影響で絵画や音楽に子どものころから親しんできた。ボッスやブリユーゲルの絵画のような風刺の効いた猥雑さ。マグリットやポール・デルボーの絵のような胸を締め付けられる孤独の描写。ゴッホやピカソのリアルを超越した色彩に惹かれるのだ。
「いろいろな角度から見える真実をそれぞれの立場から同時に描いて、それを見る人の立場からいかようにも解釈していただく」というのが私が生み出したと思っている手法だが、絵画の世界では昔から一枚の絵に収まっている手法でもある。見る者が絵画の中から自由に想像して好きなように捉えて楽しむように、私の作る舞台も好きなように観ていただき、主人公をも探していただきたい。観客自体が舞台の内容を自由に作り続ける楽しみもある。
上田岳弘さんの作品を読んでいつも落ち着くのは、そんな私の演劇の手法に似た部分を感じてほっとするからなのかもしれない。
上田さんの作品にはいつも今を生きる人間の孤独と苦しみがあり、どうしようもない、どうにもならないかもしれない社会の矛盾に対して抵抗しようとする人の心の中心部分、の、根っこのような種のような物が根底にある。
そこにどうしようもなく私は惹かれるのだ。
ぎっしり詰まった社会風刺と残酷で優しい人類愛。世の中を大きく捉えたかと思うと、瞬時に顕微鏡で見たような、異常に細かい描写に変化するタッチも、油絵と線描が混在しているようで好きなのだ。
昨年の『肉の海』は上田さんの「塔と重力」から発想を得て、一人の女性を30人の役者が演じたが、今回は30の役を三人の役者で演じる。
一人の人間の記憶が古来からの無数の意識の重なりであり、全宇宙の人類の脳が一つの大きな海となって空間に溶けて行く感覚。無数の悲しみも苦しみも一つに溶けあい、ならされていく感覚。みんなが一つになるという真の意味での平等へ向かう感覚。
そして実在しない架空の理想のエロチシズムを追い求めるという一種の切ないユーモア。
上田さんの作品の中のイメージと、私が40年間作品を通して問い続けてきた、テーマを重ね合わせ、新しい冒険に挑戦しました。
今後もさまざまな冒険を続けたいと願っています。
今回、そんな無謀な冒険を共にして下さった皆様、その冒険に力を貸して下さった皆様に心から感謝です。

 
≪公演概要≫
■会場:本多劇場 
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2丁目10-15
≪最寄駅≫
京王井の頭線の方は、中央口改札より徒歩約3分
小田急線の方は、東口改札より徒歩約3分

■公演スケジュール: 2022年6月30日(木)~2022年7月10日(日)
6/30(木)19:00
 7/1(金)14:00 / 19:00
7/2(土)14:00 / 19:00
7/3(日)14:00
7/4(月)14:00 / 19:00
7/5(火)休演日
7/6(水)14:00 / 19:00
7/7(木)14:00
7/8(金)14:00 / 19:00
7/9(土)14:00 / 19:00
7/10(日)14:00
その他全8都市9公演 7月31日まで
(愛知・青森・岩手・北海道5か所)                     
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202203319465-O3-P6ujUiKx

撮影:横田敦史

■チケット料金: S席 8,000円 / A席 4,000円
(全席指定・税込価格)

■チケット発売開始:先行発売 4月1日10時~4月10日0時 /一般発売 4月16日10時~

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202203319465-O4-yVKsHXn5
撮影:市川唯人

≪チケット購入方法≫

◎ネット予約
http://confetti-web.com/beyond

◎電話予約
電話予約: 0120-240-540*通話料無料
(受付時間 平日10:00~18:00※オペレーター対応)


≪出演≫ 

渡辺えり のん 小日向文世
松井夢  坂梨磨弥  関根麻帆  山田美波

演奏:三枝伸太郎

 
出演者紹介 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202203319465-O6-Kx2Gya9i
●渡辺えり 
劇作家・演出家・俳優・歌手
1955年1月5日生まれ。山形県出身。「オフィス3◯◯」主宰。『ゲゲゲのげ 逢魔が時に揺れるブランコ』で岸田國士戯曲賞、『瞼の女 まだ見ぬ海からの手紙』で紀伊國屋演劇賞を受賞。俳優としても『おしん』や『あまちゃん』をはじめ多くのドラマに出演、映画『Shall We ダンス?』では日本アカデミー賞最優秀助演女優賞受賞。他多数の受賞歴を持つ。
コロナ禍により活動が制限される中、2020年に行った作品「さるすべり」が英訳され、自身2作目の英訳出版となった。また、歌手としても活躍。自身の訳詞提供なども行っている。16歳から長年夢見ていた作品である清水邦夫作『ぼくらが非情の大河をくだる時』を2022年10月に演出する。


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202203319465-O7-45FxMyag
●のん
女優、創作あーちすと。1993年兵庫県生まれ。
2016年公開の劇場アニメ「この世界の
片隅に」で主人公・すずの声を演じ、第
38回ヨコハマ映画祭「審査員特別賞」
を受賞、高い評価を得る。 作品は同映画祭で
作品賞、第40回日本アカデミー賞では最優秀
アニメーション作品賞を受賞した。
2020年「星屑の町」「8日で死んだ怪獣の
12日の物語」出演。2017年に自ら代表を務める新レーベル『KAIWA(RE)CORD』を発足。シングル『スーパーヒーローになりたい』『RUN!!!』とアルバム『スーパーヒーローズ』を発売。 2019年6月ミニアルバム「ベビーフェイス」を発売。
2020年5月よりオンラインライブ『のん おうちで観るライブ』を毎月開催。
創作あーちすととしても活動を行い、2018年自身初の展覧会『‘のん’ひとり展‐女の子は牙をむく‐』を開催。

 
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202203319465-O8-B9R80v9p
●小日向文世
1954年(昭和29年)1月23日生まれ。北海道出身。
東京写真専門学校を卒業後、'77年にオンシアター自由劇場に入団。'96年の解散まで、中核的存在として数々の舞台で活躍する。解散後は、映像にも活動の場を広げる。
映画「銀のエンゼル」で初の主役、'08年1月の連続 ドラマ「あしたの、喜多善男」では、統合失調症で分離した一人の人間の2役という難しい主役を務める。
'11年3月の舞台「国民の映画」では、第19回読売演 劇大賞最優秀男優賞を受賞。
'12年公開の映画「アウトレイジビヨンド」では、第86回キネマ旬報ベスト・テンで助演男優賞を受賞。
2016年~「ぶらり途中下車の旅」ナレーション担当。

 
≪スタッフ≫
原作:上田岳弘『私の恋人』(新潮社)芥川賞受賞作家
美術    長田佳代子
音楽    三枝伸太郎
照明    宮野和夫
音響    藤森直樹(SoundBusters)
ヘアメイク 馮啓孝
歌唱指導  深沢敦
振付    松井夢
衣装    優花製作/原田夏おる/河合美奈子
オブジェ製作 原田夏おる
演出助手  坂本聖子
舞台監督  榎太郎
スタンドイン 里仲景
宣伝美術  norimori
編集    今井浩一
舞台写真/宣伝映像編集 市川唯人
ツアーマネージャー 村尾則章(トップシーン)
制作     三國谷花
票券     吉乃ルナ
当日運営   宮野風紗音
制作協力   常盤美妃/渋井千佳子/及川晴日

公演公式HP
オフィス3〇〇公式HP 「私の恋人beyond」特設サイト
http://office300.co.jp/watashinokoibitobeyond.html

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202203319465-O13-BQuDYuTn

 
≪オフィス3〇〇とは≫

●軌跡
舞台芸術学院の仲間とともに劇団2○○結成。その後、劇団3○○に改名。
新人の養成をしながら、音楽、肉体表現を駆使しながら新しい舞台空間の創造を目指す。
1997年劇団3○○を解散。
2001年企画集団宇宙堂を旗揚げ。
更なる新しい表現を求めていろいろなジャンルのパフォーマーと共演する意欲作品を数々発表。
宇宙堂の活動を停止、オフィス3○○と改名して演劇だけにとらわれず、ライブやお茶会等も企画し観客との交流も場を設けて、次世代の演劇空間の創造を目指している。

●受賞歴(渡辺えり個人の受賞歴含む)
1980年 『改訂版タ・イ・ム』 シアターグリーン賞受賞
1981年 『夢坂下って雨が降る-化生篇-』 シアターグリーン賞受賞
1983年 - 第27回岸田國士戯曲賞 『ゲゲゲのげ 逢魔が時に揺れるブランコ』  
1995年 - 第4回日本映画プロフェッショナル大賞特別賞 『忠臣蔵外伝四谷怪談』『怖がる人々』
1987年 『瞼の女-まだ見ぬ海からの手紙-』 第22回紀伊国屋演劇賞受賞
1991年 NHKドラマ「音・静かの海に眠れ」(脚本)プラハ国際テレビ祭グランプリ受賞
1994年 『忠臣蔵外伝四谷怪談』(監督:深作欣二)日本アカデミー賞優秀助演女優賞受賞
1996年 『Shall We ダンス?』(監督:周防正之)報知映画賞助演女優賞受賞
1997年 『Shall We ダンス?』(監督:周防正之)日本アカデミー賞優秀助演女優賞受賞
2008年 - 名古屋ペンクラブ『恋はコメディー』の演技に対し
2015年 - 2015 55th ACC CM FESTIVAL・クラフト賞 フィルム部門 演技賞 - 東京ガス「家族の絆・母とは」のCMの演技に対して
他、アジア国際映画祭最優秀助演女優賞、橋田壽賀子賞など多数受賞。

●公演履歴
2021年8月 『消えなさいローラ
2021年8月 リーディング『片づけられない女たち』
2020年8月 『さるすべり〜コロナノコロ〜
2020年1月 ライブ命の叫び、月の吠える。
2019年11月 渡辺えり シークレット・ライブ「秘密の森」
2019年12月 年の瀬 シークレットライブ at トイレット
2019
年8月 『私の恋人』
2018年6月 『肉の海
2018年2月 『深夜特急~めざめれば別の国~』
2017年1月、2月 『鯨よ、私の手に乗れ !』
2015年12月 『ガーデン〜空の海、風の国〜』
2015年5、6月 渡辺えり還暦記念コンサート
2014
年11月 『天使猫〜宮沢賢治の生き方
2014年8月 演劇と戦争 演劇は戦争を止められないのか?
2014年1月 Dramaticコンサート2014
2013年8月 音楽劇『あかい壁の家』
2013年1月 新春ロックライブ2013
20125月 『月にぬれた手×天使猫
20118月 音楽劇『ゲゲゲのげ ~逢魔が時に揺れるブランコ~
200710月 『りぼん(再演)』

 

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