他人の「ありがとう」がお小遣いに変身 とある職場に導入された「自己肯定感ガチャ」が話題

2020年4月26日 08:00

グループラインで「ありがとう」を共有

会社に「自己肯定感ガチャ」が設置された経緯を、Suzuさんは次のように説明している。

「ありがとう」と言われた、というのはその人が誰かを助けたということ。そう言われるとちょっと気恥ずかしかった「ありがとう」の瞬間も、誇らしく感じられそうだ。

24日、 Jタウンネット編集部の取材に応じたSuzuさんによると、「自己肯定感ガチャ」は4月上旬に始まった取り組み。「ありがとう」や「すごい」は社内のグループラインで共有されているそうだ。

例えば、

「●●さんが忙しいのに、社用車駐車のときに後方の誘導をしてくれた!ありがとう!」
「工場の製造係、急ぎの案件すぐに製作してくれてありがとう!」

など内容をラインに投稿するのだ。これを社長が見て、コインを渡すに値する「ガチャ案件」かどうかを判断するという。

「お客さんからの『ありがとう!』は営業担当が現場で聞いてきたものを同じくグループラインに報告する、と言う形で申告しています。
ちなみに今まで申告のあった『ありがとう!』『すごい!』は100%ガチャ案件になってます。笑」

とSuzuさん。1日に複数の「ガチャ案件」が生まれる日もあるそうだ。

「自己肯定感ガチャ」の制度が始まって、職場で何か変わったことはあったか尋ねてみると、

「まず、単純に明るくなりました。ガチャを回すときなんかは、その時いる社員全員で見守る、と言う謎の行事にもなりつつあります。笑
また、ガチャで引いた金額で一喜一憂してちょっとしたイベント感も味わえて、楽しめています!
社員一人ひとりが『自分のしたことで他の人を助けている!』という意識もついたように思いますので、文字通り、自己肯定感の向上に繋がっていると感じています!
自己肯定感ガチャのお陰で他の人に『ありがとう』と声を出して言いやすくなったとも感じています!」

とのこと。

「すごい!」や「ありがとう!」を素直に喜べなくても「ガチャに挑戦できる!」はきっと楽しい。それを繰り返しているうちに褒め言葉や感謝を受け入れられるようになりそうだし、他の人に対してもナチュラルに言えるようになるかもしれない。

なんだか最近周りがピリピリしているな...と感じている人は、「自己肯定感ガチャ」の導入を検討してみてはいかがだろうか。

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