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田舎暮らしの概念が変わるかも?鳥取県湯梨浜町のカルチャー探訪録

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言葉は光にもいのちにもなる!

あれこれ ワードスプリング

あれこれ ワードスプリング

2021.02.03 22:27
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東京・信濃町にある真生会館の理事長を務める森一弘さんは、カトリック司祭(神父)の立場から、キリスト教について学びたい人や宗教に関わらず、人生そのものや生きるということについて考えたいと思う人たちのために、さまざまな講座・講演会を主宰すると同時に、50年以上もの間、相談に訪れる多くの悩める人や苦しむ人に向き合い、その声に耳を傾け続けてきました。

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『「今を生きる」そのために』(扶桑社)では、そうした森さんの長年の体験から、誰しもに覚えのある「苦しみ」や「不安」「心の傷」怖れ」「無関心」などについて、それらをどのようにとらえ、そこからどのようにしたら抜け出せるかを、具体例を交えながら、わかりやすく紹介しています。明日を拓いていくためのきっかけを見いだしていけるように、7つの章から成る本書にちなみ、7回にわたって、本書の内容を紹介。

第6回 相手に真剣に接すれば、言葉はもっと生きてくる

誰も経験したことのない状況が続き、人との接触が難しくなる中、不安に駆られている人が多いと思います。「何からでもいい、救いや気づきが得られたら」とネットや本に頼る人もいるでしょう。
コロナ禍の前から、「生き方のヒント」について記した本はありました。そうした本に書かれているのは、たとえば「ありがとうの大切さ」や「ごめんなさいの効用」など、すぐに実践できる、ごく当たり前のことです。
でも、ただ「ありがとう」といったところで、それで生きることの難しさが解決するわけではありません。ことばは大事ですが、上手に話ができても、気持ちはまったく伝わってこないと思わせる人もいれば、逆に、口下手でも、語彙が豊富でなくても、熱い思いが胸に迫ってくる人もいます。ことばだけでは通じないのです。

本書『「今を生きる」そのために』6章の「ことばは『光』にも『いのち』にもなる」では複雑な家庭環境のもとで育ち、ことばを失った少年が再び話せるようになるまで寄り添い続けた女性カウンセラーの実話が記されています。
少年とコミュニケーションがとれるようになったのは、彼女が優れたスキルを持つカウンセラーだったからではなく、少年はいつか話してくれると信じ、常識を押し付けずに忍耐強く待ち続けたからでした。結局、ことばは使い手次第。発する人の人柄や真摯な思いが相手の心を溶かしたのです。

今を生きていくために、私たちには何ができるのか?

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あれこれ ワードスプリング

あれこれ ワードスプリング

大手出版社、老舗出版社、一部上場企業、世界遺産の神社仏閣、地方自治体などと連携してユニークな書籍を編集したり、発行したり……、あるいはこれまでにないオリジナリティあふれるイベントやキャンペーンを多数企画し、話題を提供し続けています。
株式会社ワードスプリング:https://www.wordspring.co/
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