幼い子供たちから離れているタイミングで、突然の大地震。 32年前、Sさん(投稿時:青森県在住・50代女性)が体験した恐怖 銭湯にて(画像はphotoAC) <Sさんからのおたより> 数十年前の事です。その日、私は2歳と0歳の子供と姑さんと銭湯に行きました。 毎回、先に子供達をキレイにして、姑さんが脱衣所で身支度が終わるタイミングで、子供達の着替えをお願いしていました。 その時です! ドンッ! グラグラッ! と激しい揺れと共に一瞬で辺りが真っ暗になりました。 上の子の姿が見えず、声もせず 私は脱衣所に何とか行って、下の子の無事を確認してから、上の息子の名前を何度も呼びました。しかし、泣き声すら聞こえません。 まさか!? と思った時、電気がつきました。周りを見回しても姿がありません。 もしかしたら......と最悪を覚悟した時でした。 「この子のお母さん! 居ますかぁ!!」 と女性の声。その方の腕の中には、2歳の息子がしっかり抱きついていました。 「私です!!」とすぐさま息子を抱きしめ、「ありがとうございます! 本当にありがとうございます!」と泣きながらお礼を言いました。 その方から聞くには、揺れと共に自販機がバタバタと倒れ始め、その前で息子が遊んでいたとのこと。その方は咄嗟に抱きかかえて逃げてくださったそうなのです。 その方が助けてくれなかったらと思うと、恐ろしいです。 その方もすごく怖かっただろうに、勇気を出して息子を救い出してくれたことに、本当に感謝しかありません。 あの時、連絡先だけでも聞く余裕があればと、今でも後悔しています......。 息子の命の恩人様、息子は今、34歳になりました。心から感謝申し上げます。 この感謝の思いは、一生忘れることはありません。 【このコーナーでは読者のみなさんからの投稿を紹介しています】 名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」、あるいは「どんなもんだい!」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。 Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」「親切自慢エピソード」「親切目撃談」などを募集している。 読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。 読者投稿フォームから送る 公式XのDMで送る メールで送る ※本コラムではプライバシー配慮などのために体験談中の場所や固有名詞等の情報を変更している場合がありますので、あらかじめご了承ください