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雪の坂道で渋滞を引き起こした私。後ろの車からイカツイ男が降りてきて、私の車を...(神奈川県・40代男性)

Jタウンネット読者

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2026.10.20 18:00
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後続車から降りてきたのは...

ところが、途中の坂道で事態は一変します。雪にタイヤを取られ、アクセルを踏んでも車は前に進みません。どうすることもできず、坂道の途中で立ち往生してしまったのです。

後続車が次々と連なり、私は知らず知らずのうちに渋滞を引き起こしていました。周囲に迷惑をかけていることは分かっていても、どうすればよいのか分からず、ただ途方に暮れるばかりでした。

そんなとき、後ろに停まっていた車から、一人の男性が降りてきました。

見た目はいかつく、近寄りがたい雰囲気の男性でした。突然こちらに向かって歩いてくる姿を見て、私は思わず恐怖を覚えました。「渋滞を起こしていることを怒られるのではないか」「何か文句を言われるのではないか」。そんなことが頭をよぎり、身構えてしまったのを覚えています。

しかし、男性は私に何も言いませんでした。

ただ黙って車の後ろに回り、力いっぱい車を押してくれたのです。おかげで、私の車は何とか坂道を越えることができました。

私は慌てて車から降り、お礼を伝えようとしました。

すると、その男性は一言、「礼はいいから、さっさと行け」と言いました。

そして何事もなかったかのように、自分の車へと戻っていきました。

名前も、どこから来た人なのかも分かりません。結局、きちんとお礼を伝えることもできませんでした。

けれど、あのときの男性の姿は、30年近くたった今でも、私の記憶にはっきりと残っています。

見返りを求めず、困っている人を黙って助け、礼を言われることさえ求めない。その背中には、私がそれまで出会ったことのない、本当の男らしさがありました。

あの雪道で私を助けてくださった男性へ。

どこの誰なのか、今も分かりません。もしかしたら、この文章が届くこともないかもしれません。

それでも、30年という長い時間がたった今、改めて伝えさせてください。

あのとき、助けていただいたことを、私は今でも忘れていません。本当に、ありがとうございました。


【このコーナーでは読者のみなさんからの投稿を紹介しています】

名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」、あるいは「どんなもんだい!」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。

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