雨の中でバスを降り、家路を急いでいた私。突然、若い男性に声をかけられて...(宮崎県・60代男性)
宮崎県在住の60代男性・Tさんは10代の頃、東京で働いていた。
信用できるのは、職場の人くらいだと思っていたという。
しかしその日、思わぬ親切を受け取って......。
<Tさんからのおたより>
私が東京で働いていた、10代の時のお話です。
東京で働き始めてから信用できる人と言ったら会社の人ぐらいで、多少用心深く生活してました。
ある日、新宿からバスで杉並の堀之内まで帰った時のことです。
バスがつく頃になって急に雨が降ってきて、その日に限って傘を持ってなくて、傘を広げる人の合間を縫って、濡れながら足を早めました。
突然、若い男性の声で
すると、10メートル程歩いたところで突然、若い男性の声で、「家までどうぞ入っていって下さい」と言われ、傘を差し出されたのです。
私は「ハイ、スミマセン」と言うのが精一杯で、顔を見る事も出来ず、心の中では「東京の中にも、こんな小さな事だけど、親切な人も居るんだ」と気付かされ、もう気持ちの中がいっぱい、いっぱいになってしまって......。
それから下を向きっぱなしで、何か話をするわけでもなく、自宅まで来てしまい、お礼を言い駆け足で帰宅しました。
本当はちゃんと顔を見てお礼を述べるべきだったのでしょうが、唐突にして頂いた親切に感動してしまって。
今でも有難う御座いましたと思う気持は、残ったままです。
どんな顔で、どんな身なりの人かもわからず仕舞いです。
今ならちゃんと顔を見て、話せるのですが、当時はやはりシャイだったんですね。
【このコーナーでは読者のみなさんからの投稿を紹介しています】
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」、あるいは「どんなもんだい!」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」「親切自慢エピソード」「親切目撃談」などを募集している。
読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
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