奇妙なシルエットに「危険なので乗らない」 何が危険?何に乗っちゃダメ?富山市に立つ注意看板の謎を追う
3体のミルゾーが美術館へ向かう
「ミルゾー」のデザインは、グラフィックデザイナーの大御所・永井一正氏。富山県立近代美術館の開館(1981年)から活動終了(2016年)まで、同館開催の企画展のポスターデザインを手がけてきた人物である。
「ミルゾー」という名前は公募によって選ばれたもので、「見る象」と「(これから)見るゾー!」とい意味をかけたダブル・ミーニングだという。
「ミルゾー」のキャラクターはイラストとして作成されたが、2018年、モニュメントとして立体になったものが富岩運河環水公園のプロムナードに設置された。
「美術館は富岩運河環水公園の敷地内にあり、駅から美術館に来ていただく際に、公園内のプロムナードを通ってきていただければ、という思いもあり、3体のミルゾーが美術館に向かっているように設置されています」(富山県美術館・広報担当者)
立て看板の「危険なので乗らない」とは、そのモニュメントに乗らないで、という意味だった。
「ピクトグラムで乗らないようにお願いしているのは、実際に破損があったことがあり、安全性や作品保護の観点からも、乗らないようにお願いしています」(富山県美術館・広報担当者)
ミルゾーは、子どもたちが思わず触りたくなり、乗ってみたくなるほど、かわいいモニュメントだけに、あえて注意喚起のためのピクトグラムを設置したというわけだ。
Xでの予想外の大反響について、広報担当者は、「2011年から美術館で親しまれているキャラクターが話題になり、嬉しく思っています。これを機に、プロムナードを通って美術館まで足を延ばしてくださる方が増えたらと期待しています」とコメントした。
「ミルゾー」に興味津々の全国の皆様、富山県美術館と「ミルゾー」を、「見るゾー!」という旅もいいぞー。
富山県美術館
所在地:〒930-0806 富山県富山市木場町3-20開館時間:午前9時30分~午後6時(入館は午後5時30分まで)
休館日:毎週水曜日(祝日除く)、祝日の翌日・年末年始
公式サイト:https://tad-toyama.jp/