「ドラッグストアの前で彼氏と待ち合わせていた私。彼は来ないまま、見知らぬ母子に話しかけられて...」(佐賀県・40代女性)
「素直に受け取っていればなぁ」と今でも後悔しています――。
佐賀県在住の40代女性・りーさんがまだ高校1年生だったある日のこと。
彼氏との待ち合わせ場所に行ったら、雨が降ってきた。
連絡手段もなく、そのまま待っていることにしたら......。
<りーさんからのおたより>
私が高校1年の6月頃のことです。
その日は当時お付き合いしていた彼(他校生でした)と、ドラッグストアの前で待ち合わせをしていました。
学校帰りの制服姿で今か今かと待っていました。
携帯も無い時代です。ポケベルさえも出回る少し前の事です。連絡を取り合えなかったので、私は彼が来るまで待っていようと思っていました。
小学生くらいの女の子とお母さんが...
すると雨が降ってきたのです。
お店の軒先に移動し、彼が来るのと雨が止むのを待っていました。
その時、小学低学年くらいの女の子が「はい」と傘を差し出してきたのです。
後ろにはお母さんが立っていて「どうぞ」と笑っていました。
私は「大丈夫です」と断りました。
お母さんが「しばらく雨止みませんよ?」とおっしゃり、女の子は傘を差し出してくれてるままです。
私は、ただの雨宿りではない恥ずかしさと戸惑いで、何度も断ってしまいました。
女の子とお母さんは残念そうに車に戻っていきました。
約30年が経ち、今度は娘が...
結局彼は来ず(後でわかった事ですが、私より前に着いていた彼はすぐに帰ったそうです笑笑)、私は雨の中を自転車で濡れながら帰りました。
「素直に受け取っていればなぁ」と今でも後悔しています。そして今でもあのお二人に感謝しています。
もう30年以上前のことで、私は姉弟の母になりました。
娘が高校生のころ、知らない誰かに傘を差し出したそうです。
綺麗な色付きの傘で、あの日のことを思い出しました。
あの時のお二人、ごめんなさい、そして本当にありがとうございました。
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