「巨大スーツケースを携え、駅の階段の前に立っていた私。日焼けした男性が横からやってきて、私の荷物を...」(30代女性)
Mさん(30代女性)が社会人になったばかりのころのことだ。
その時、彼女は駅の上り階段の前で立ち尽くしていた。
<Mさんからのおたより>
社会人になったばかりのころの出来事です。
研修先近くのウィークリーマンションから、配属先近くに借りた家に引っ越す日、かなり大きなスーツケース一つで一人で荷物を運ばなくてはなりませんでした。
しかも引越し先に行くためには、エレベーターやエスカレーターのない駅で乗り越える必要があって......。
重すぎるスーツケースは階段どころか...
どれだけ大変でも他にどうしようもないですし、私自身少し力自慢ということもあり、スーツケースを抱えて階段を1段ずつ上がる覚悟で出掛けました。
しかしいざスーツケースを持ってみると、詰め込みすぎで大変重くなってしまい、電車を降りるのも苦労するほど。
上がりきるにはどれくらい時間がかかるだろう......と、着いた駅で階段を眺めることになりました。
すると、横から小麦色に焼けた男性が「持ちますよ」と言って、颯爽とスーツケースを持って階段を上がって行ってくれたのです。
私はビックリして咄嗟に「すごい重いですよ!?」と口走ってしまいましたが、彼と荷物はあっという間に階段の上へ。
口頭でのお礼しかできませんでしたが、あの時は本当にありがとうございました。
1人だったら怪我をしていた可能性もあったなと思い、感謝しています。
その後、その駅にはエスカレーターとエレベーターが設置されました。
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