「片手に幼い娘を抱え、片手で自転車を押して帰宅する私。途中で福祉作業所のお店の人が」(東京都・50代女性)
自転車を置いていくこともできず
夫は出張中で数日不在でしたので、このまま自転車を置いて帰っても自転車を取りに来られないし、子供を家に置いて自分が改めて自転車を取りに来ることもできないので、仕方なく片手で具合の悪い子供を抱え、片手で自転車を押しながら帰る事にしました。
真夏の炎天下で2、3メートル歩いては立ち止まりを繰り返し。
そこへ声をかけて下さった方が居ました。
「お母さん、大変だから家まで送るから車を出すから乗りなさい」
その方は保育園前の福祉作業所のお店の方で、その福祉作業所の車を出してくれました。
申し訳ないのでお断りしたのですが「こんな炎天下だと子供も大変だから」と、そして「自転車ないと困るでしょう」と自転車も積んで、家まで送ってくださったのです。
でも、その方のお名前を聞くこともなく、御礼を言ってお別れをしてしまいました。
自分が保育園に迎えに行く時間には福祉作業所のお店が閉店しているので、改めて御礼をしにいくことはできませんでしたが、前を通る度にあの時の感謝をして通り過ぎました。