「満員の湘南新宿ラインで通勤していた妊娠中の私。高齢女性客に大声で『ひどいねー!』と声をかけられて」(東京都・30代女性)
「誰も譲ってくれないなんて」
すると、ご年配の女性に声をかけられました。
「妊婦さんなのに誰も譲ってくれないなんてひどいねー!辛いでしょうに!」
でも私は、当初妊婦マークが世論で騒がれていたこともあり、肩身が狭いやら恥ずかしいやらで、そんな大きな声でしゃべらないでーー!と思っていました。
しかし、そのおばあさまは色々なお話をしてくださり、気がつくと体調の悪さは少し軽減されていました。
そうこうしているうちに、おばあさまがいきなり私の腕を掴みました。
「この先、揺れるからしっかり私に掴まりなさい!
あ、あんたは私の服を握ってなさい」
見ると横にはお孫さんでしょうか? 小さな女の子が。おばあさまはお孫さんの手に自分の服へと掴ませ、私の手を取り、揺れる車内の中で私たち二人を守ってくれました。
女の子もおばあさまもニコニコしています。私も気付けば心の底から温かい気持ちになりました。
降車する時にお礼は言えたものの、ずっと忘れられない出来事です。