鎌倉の「俳句ポスト」が利用禁止に 張り紙が明かす〝理由〟に「よいニュースだ」「ほっこり」の声
鳥を邪魔するわけにはいかず...
黒岩徳将さんは、俳句集団「いつき組」や「街」に所属する新鋭の俳人だ。
8月11日は、神奈川県鎌倉市内のお寺を歩いて句を作っていたという。
鎌倉市は高浜虚子とその娘の星野立子氏が暮らし、多くの名句を生み出した場所であり、現在では俳句を通じて地域活性化を図ることを目的に、いつでも気軽に俳句を投稿できる「投句ポスト」が市内20か所に設置されている。
黒岩さんもできた俳句を、そのうちの1つに投稿しようと思ったのだが......。
「立ち寄ったところまさかの鳥の巣が! と驚きでした。
でも、鳥さんを邪魔するわけにはいませんからね。俳句は自分の胸にそっとしまっておきました」(黒岩徳将さん)
黒岩さんに教えてもらったポストの設置場所であるお寺に尋ねると、「投句箱の中に鳥の巣があることを発見したので、お寺の判断で貼り紙を設置しました」と住職が教えてくれた。投句ポストの設置者である「鎌倉俳句&ハイク実行委員会」にも連絡し、了解を得ているそうだ。
お寺の名前を記事に書く許可ももらったのだが、鳥たちのために今は秘密にさせてもらおう。
鎌倉でこのポストを見つけた人は、他の投句箱のご利用をどうぞ。
ごーん pic.twitter.com/UNx1Oktz5Y
— 黒岩徳将 (@vortex_kuroiwa) August 10, 2025