「でっか!」「こんなにも成長するものなんですね」 水槽の中の〝育成結果〟に16万人驚がく
そして、さらなる成長へ――
こいるガンさんは、「合法的実験屋」を名乗るユーザーだ。電気設計の仕事をする傍ら、趣味として自宅で様々な実験を行い、SNSでその様子を発信している。
ミョウバンの巨大結晶作りの実験には、2024年の11月初旬ごろ着手したという。
市販のミョウバンを水に溶かしたものから始めて、8か月ほど経過した24日時点で、水槽内の大きい方の結晶は重さ1108グラム、幅10.8センチ。小さい方の物でも、重さ715グラム、幅9.6センチあるとのことだ。
もちろん、ただミョウバンを水に溶かして水槽に入れて待っていただけでは、この大きさの結晶は育たない。
まずはミョウバンの飽和水溶液を作る。水1リットルにつき、ミョウバン200グラムほど入れれば十分だという。それを室温で一晩おいてから加熱し、さらにミョウバンを追加で溶かしてからろ過。それをさらに一晩おくことでできる「種結晶」を、選別やろ過等を繰り返しながら、コツコツ大きく育てていったそうだ。
「一言でいうなら、5%の技術と95%の根気です。ここまでもかなり手間がかかりましたが、1kgの節目で多くの人に見てもらえて嬉しいです」(こいるガンさん)
シンプルではあるが、気が遠くなる作業である。
ところで......ここまで大きくなったミョウバンの結晶、今後どうする予定なのだろうか? 記者の質問に、こいるガンさんはこう答えた。
「もちろん2kg、3kg...10kgを目指します! いろいろな展示会などに持っていって結晶づくりの楽しさを共有したいとも思っています」(こいるガンさん)
目標、10キロ!? そうなったとき、絶対に見たい......。
1kg超えミョウバン結晶育成のようす! pic.twitter.com/UfqGRisWei
— こいるガン⑨ (@coilgun_9) July 19, 2025