「0歳孫を抱っこして大雨の中を病院へ。服までビショビショの私に、通りすがりの見知らぬ女性が...」(大阪府・60代女性)
タクシーも捉まらず、大雨の中病院へ
ある日、妹の入院先より、届け物の依頼がありました。
その日は雨の予報でしたが、午前中はなんとかもつかもしれない感じでしたので、下の孫(上の孫は幼稚園)を抱っこ紐で連れて行くことにしました。
ところが電車に乗った頃から雲行きが怪しくなり、病院の最寄り駅に着いた時にはもう天の底が抜けたような降りようで、駅前のバスターミナルまでの短い距離さえ歩くのが難しいほどでした。

病院まではタクシーでおそらく1メーターの距離。使おうかとも思いましたが、当然長蛇の列で、しかもなかなかやってきません。GOアプリも、手配できないだったか反応しないだったか当てにならず......。
今思えばもうその日は諦めて帰ればよかったのですが、そのまま病院に荷物を届けたのでした。
しかし、帰りには雨がますますひどくなっていて、病院のタクシーを呼ぶ電話も反応しません。もちろんGOアプリも同様。そうこうしているうちに孫のご飯の時間が迫ってくるしで、大雨の中傘さして歩いて約10分の最寄駅を目指すことに。
すると、2分ほど歩いたところで、一台の車がそばに止まったのです。中から一人の女性が声をかけて声をかけて下さりました。