「足の裏を怪我した2歳の娘。病院に向かうタクシーの中で泣きじゃくっていると、運転手の男性が...」(北海道・50代女性)
タクシーに乗るよう言われたけれど...
「ガラス踏んだかな、深く刺さったかも知れないから病院に行った方がいいよ。タクシー乗りな」と言われたのですが、私はお財布を持っていません。
すると運転手さんが、こう言ってくれたのです。
「お金は後からでいいよ、すぐに病院行こう」
車内で泣きじゃくる娘に「アンパンマン知ってる? おじちゃん歌えるよ!」と声をかけてくれて、娘が泣き止むように一緒に歌いました。お孫さんと歌ってるのかしら? とても上手で、娘も落ち着きました。
そして病院に着いたら、「ジュース買ってあげて」と1000円札を差し出してくれて、私はタクシー代もまだ払ってないのに......。涙が出ました。

娘は足の裏を6針縫う怪我でしたが、すぐに病院に行ったので細菌の心配もありませんでした。
その後「タクシー代を払わなくては!」と思ったのですが、焦っていて慌ててたこともあって、タクシー会社がわかりません。
乗せてもらった公園には何度も何度も行きましたが、運転手さんに会うことはありませんでした。あれから30年......。
孫が「ママの足の裏には優しい傷があるんだよー!」と言っていました。運転手さん、ありがとう!
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
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