〝夢の秘密基地〟みたいな喫茶店に14万人うっとり 駄菓子屋の扉あけると...「タイムマシンみたい」
大阪に、まるで「秘密基地」のような喫茶店がある――。
そんな目撃談が投稿され、X上で注目を集めている。

2025年3月1日、佐賀県在住のXユーザー・Sei(@www16d)さんが投稿したのは、カラフルで賑やかな感じの駄菓子屋さん。
......そう、どう見ても昔懐かしの駄菓子屋さんの佇まいなのである。
ただ、店の看板にはたしかに「喫茶・軽食」とも書かれている。大きなピカチュウには「かき氷」「なつかし駄菓子も店内でどうぞ」なんて紙も貼られているし......どういうこと?
Jタウンネット記者は4日、噂の「喫茶店」について、Seiさんに話を聞いた。
こんなところに!?
Seiさんによると、その店は大阪府大阪市内の城東商店街の中にある。名前は、「白泉堂」。 実は、駄菓子売り場の奥に喫茶室があるのだ。

駄菓子の中を通り抜け、透明な褐色のスイングドアを開けると、待っているのはグリーンの椅子が並ぶ丸いカウンター。カラフルなライトがつり下がり、まるで昭和の時代にタイムスリップしたかのようなレトロな雰囲気が漂う。
「元々SNSで見かけたことがあり、念願の訪問となりました。この奥に喫茶店があるのか...!という感じで、すごくワクワクでした。
建物が素晴らしいのは当然ですが、店主も居合わせた常連客もすごく良い方で。是非訪れてほしいスポットです」(seiさん)

それにしても、どうして駄菓子屋の奥にこんな空間が?
記者は10日、白泉堂にも話を聞いた。
元は「駄菓子屋」ではなくて...
取材に応じた白泉堂の店長・高柳明弘さんによると、白泉堂が開業したのは1970年のこと。もともとはアイスクリーム問屋だった。
その頃から、フルーツパーラーなどのように店内でアイスを食べることができたそうで、「喫茶店はその名残です」。

「その後、アイスクリームの仕入れ先の会社が廃業したことや、スーパーなどで安くアイスが買えるような時代になったこともあり、2000年代に入った頃からは喫茶店兼駄菓子屋、という業態に変えました」(高柳さん)
そんな白泉堂のおすすめメニューは、店内で焼く自家製の「いか焼き」や、サイフォンで淹れるコーヒー、神戸六甲牧場(本社:兵庫県神戸市)のソフトクリームなど。甘いものもしょっぱいモノも、そして駄菓子も食べられるなんて、かなりハッピーかも。




写真で見るだけでも楽しく、入ったらワクワクが止まらなくなるに違いない白泉堂の喫茶店に、X上では14万件以上のいいね(11日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「隠れ家感があって最高ですね」
「このアクリルの扉と半円のカウンター席がめっちゃエモい」
「凄い タイムマシンみたい」
「駄菓子屋さん×昔ながらの喫茶店という夢のような組み合わせですね」
城東商店街の公式サイトによると、白泉堂の営業時間は午前9時~午後5時30分。定休日は、日曜日だ。
白泉堂
所在地:大阪市城東区今福西1-9-27商店街公式サイト:https://joto-shotengai.com/hakusendo