飼い主の怒り「なんでウチの犬を見て笑うんだ!」 そうは言われましても...破顔必至の〝超絶厚着〟に12万人ニッコニコ
「『俺の犬を見て、なんでみんな笑うんだ!』って、夫が怒ってるんだけど、みんなは無罪だと思うよ」
そんな呟きと共に投稿された犬の写真を見て、多くのネット民が笑った。
なんでかって? それはね......。
反射材を使った犬用リードなどの製作を手掛けるRUMKA(@rumka313)さんが、2025年2月1日に投稿したのは、スレンダーなボディで鮮やかなブルーのモコモコ服を着こなす犬。
腰回りにはグレーの、バカボンのパパのような縦の筋が入った腹巻き。お尻部分には大きな耳のついた顔が書かれていて、そこから尻尾がニュイン。象の鼻になってしまっている。そして頭には大きなポンポンが付いた紫色の帽子。
あまりにも、個性的すぎるのである......!
後ろ姿はまるで新種の生物みたい。見た人が笑ってしまうのも無理はないほどの、超ユニークな可愛さだ。
Jタウンネット記者は3日、このファッションについてRUMKAさんに話を聞いた。
「ただただあっためてたら...」
注目を集めたのは、イタリアングレーハウンドの「ねず」さん(4歳、女の子)。青い洋服はネットで購入し、帽子と腹巻は犬用グッズ作家たちが出典するイベントで入手したものだという。
RUMKAさんによると、ねずさんは同犬種の中でも小ぶりな体型で、どんなに小さな帽子をかぶってもずれてしまう。
そこで、「首の部分に帽子を重ねれば動かないのでは」と試行錯誤した結果が、多くの人に笑顔を届けた着こなしだった。
RUMKAさんも夫も、ねずさんに面白い格好をさせようなんてつもりは微塵もなかった。着せた後も、面白いとは思っていなかったという。
「夫は無自覚な過保護で、とにかくおなかを壊さないようにあたたかくしてあげたいという気持ちが強いです。私も同様で、機能的なことを考えてただただあっためてたらこうなった、って感じでした」(RUMKAさん)
イタグレは、寒さに弱いと言われる犬種だ。寒さ対策のための服は、彼らにとって欠かせない。 愛犬が少しだって寒い思いをしないように着こませるのは、飼い主として当たり前の行動だと言えるだろう。
しかし外に出てみると、道行く人がねずさんに注目している。そこで初めて「たしかにちょっと変かも?」と気付いたんだとか。
飼い主たちの愛が生み出した、ちょっぴりシュールな、愛らしいスタイル。X上では12万件以上のいいね(3日夕時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「情報量がてんこ盛りです」
「可愛すぎて膝から崩れ落ちそう」
「帽子の耳ポンポンはギリ耐えられましたが、しっぽのぞうさんの鼻がパオンしてる所でもうアウトでしたw」
こうした反響に対し、RUMKAさんは
「世の中にはいろんな犬がいて、犬の服は飼い主のエゴという意見があるのも知ってます。
こうやって防寒が必要な犬がいるということも知ってもらえたのがうれしかったです」
とコメントしている。