「行ったら絶対2回する!!」 北海道・紋別で爆誕した〝カニの爪くじ〟に4.3万人熱視線
2025年1月、北海道某所に登場した「くじ引き」が、X上で大きな注目を浴びている。
北海道紋別市で流氷観光船「ガリンコ号」を運航する「オホーツク・ガリンコタワー」は2025年1月23日、公式Xアカウント(@GarinkoTower)に1枚の写真を投稿。
3段になった大きなワゴンにみっちり詰まっているのは......。
「紋別名物!! カニの爪」
カニの爪を模した、大小のぬいぐるみらしい。ポスターには「手が入れられるよ!!」と書かれている。
公式アカウントの呟きによれば、これはガリンコ号の船内で実施されている「カニの爪くじ」。1回1500円(税込)で引ける、ハズレなしのくじだ。
たしカニ北海道らしいと言えばそんな気もするが......一体どうしてカニの爪だけをぬいぐるみに?
Jタウンネット記者は24日、オホーツク・ガリンコタワーに話を聞いた。
お客様アンケートで1番人気
取材に応じた同社総務部長の小貫山竹彦さんによると、ガリンコ号の船内売店で「カニの爪くじ」を始めたのは1月18日。また、25日からは氷海展望塔オホーツクタワー(北海道紋別市)内でも販売しているという。
小貫山さんによると、同社施設では以前、あざらしのぬいぐるみが当たる「あざらしくじ」を実施しており、人気を博していたという。「カニの爪くじ」はそれをヒントに生まれたものだった。
「新たに紋別のオリジナルのぬいぐるみを考えて、さらにお客様に楽しんでいただけるものをと考えて、紋別を代表するモニュメント、カニの爪のモチーフにすることにしました」(小貫山さん)
加えて、利用者にアンケートを取ったところ、「ほたて」「クリオネ」「オオカミウオ」といった他の案を抑えて「カニの爪」が1番人気だったことも決め手になった。
オリジナルカニ爪ぬいぐるみの製造にあたっては、24年4月頃からメーカーとの相談や試作品製作を進め、25年1月に完成。かなり出来たてホヤホヤだが、既に人気が出てきているらしい。
「ガリンコ号出港時には職員がカニの爪のぬいぐるみを手に付けてお見送りしています。また観光客の方々が両手に付けて、ガリンコ号の前で記念撮影をされたりなど、とても好評です。5回、6回くじを引く方もいらっしゃいます」(小貫山さん)
そんな「カニの爪くじ」に、X上も大盛り上がり。4万3000件以上のいいね(27日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「めちゃくちゃほしいです!」
「行ったら絶対2回する!」
「ユーモアのあるつい欲しくなってしまうカニ爪ですね」
「2個買って大きさが違うのが当たってもシオマネキみたいになるのは嬉しいですね」
残念ながら、現在のところくじ引き以外で入手する方法は「ありません」とのことなので、欲しい人は紋別市へレッツゴー。
ガリンコ号の冬季運行は3月31日まで。