「さすが西葛西」としか言えない... まさかの〝落とし物〟に1.5万人驚がく「本格的すぎ」
何でそんなものが、路上に?
見かけたら思わず立ち止まってしまいそうな〝落とし物〟がX上で話題となっている。
「西葛西すごいな。チャパティが落ちてる」
2025年1月21日、インドを愛するアーティストの武田尋善(@takedawala)さんがそう呟きながら投稿したこちらの画像。
コンクリートの上に、丸くて薄いモノが並んでいる。
えっ、チャパティ? カレーとかと一緒に食べる、あの? ナンみたいな、パンみたいなやつ......?
何でそんなの、落ちてるんだ......? 誰かがくわえて走ってたのか......?
実は、これのほかにも...
謎の光景に、X上ではこんな反応が寄せられている。
「善意のハヤニエ!?」
「インドなエリアだとは聞いていたが... まさか野良チャパティとは 本格的すぎます」 「野生のチャパティってやつか」
「さすが西葛西」
「インドカレー屋多いもんなぁw」
「こんな綺麗なチャパティ!本場に落ちているのは何者かの食べかけだけです!!!!これは...綺麗すぎて感動している...人間ってこんなに綺麗にチャパティ落とすことできるんだ...」
22日、Jタウンネット記者の取材に応じた投稿者・武田さんによると、写真を撮影したのは21日の午後3時ごろ。場所は、東京都江戸川区・西葛西の路上だ。
東京都が発表している資料によると、2024年1月1日時点で東京に住むインド国籍の人は、17537人。そのうち6881人が江戸川区に居住している。また、江戸川区のともに生きるまち推進課の作成した人口分布図によると、特に西葛西駅圏内に多くの外国人が暮らしており、そのうちインド国籍の人の割合が50%近くを占めている。西葛西は「リトル・インディア」とも呼ばれるほど在日インド人が多い街なのだ。
そんな街でチャパティを発見した時のことを、武田さんはこう振り返る。
「友達と散歩してて、ゴミ捨て場の近くの路肩にチャパティがおちてました」
ところでX上では、この〝落とし物〟がチャパティに似た、チャパティよりも薄いクラッカーのような食べ物「パパド」に見えるという声も多くあがっていた。
いったいどこで、チャパティだと判断したのだろう。
武田さんに尋ねると、予想外の答えが返ってきた。
「実は近くにパーパル(編注:パパドと同義)も落ちてたので、ぼくもそうかなーとも思ったのですが、見れば見るほどチャパーティーっぽかったので、たぶんチャパーティーかなーっとおもって投稿しました。拾って食べてないのでそこまでは確実ではありません」(武田さん)
なんと、パパドも落ちていたらしい。どうして......。
武田さんの不思議な体験が、X上で1万5000件を超える「いいね」(23日昼時点)を集めるなど大きな話題に。こうした反響を受け、武田さんは
「こんなに反響があると思わなかったです。
西葛西はインドの人たちが長年上手に溶け込んで暮らしているのんびりしたいい街です。いろんな返信やリツイートがあって面白かったですが、香港の路上で中華鍋が繋がれてるって投稿が一番ツボでした」
とコメントしている。
他にも下関にはふぐひれが落ちていた、とか、名古屋には手羽先が落ちていた、などといったご当地らしい〝落とし物〟の目撃情報が多く寄せられていた。落とし物も、その場所の地域性を表しているのかもしれない。