「強風で私の手から飛んで行った1万1000円。通りかかった若者が自転車を放り出して拾いに行って...」(兵庫県・70代以上)
<Tさんからのおたより>
1月7日午後3時頃のことです。
姫路市の老人保健施設で夫との面会を終えて建物の外へ出た途端、突風に襲われて、たまたま手に持っていたお札が私の手から離れ舞い上がりました。
1万円札1枚と千円札1枚。そこへスポーツタイプの自転車に乗った若い男性が通りかかって……。
若者は素早く自転車を降り、自転車を放ったまま草むらの中に飛んだ千円札を拾いに行ってくれました。
その後もすぐに道路に腹ばいになってやや深い溝に落ちた1万円札も拾い上げてくれました。
つぎに強い風が吹くとお札はもっと遠くへ飛んで行くからか、とにかくその若者の行動は素早かったです。
お礼の言葉は一言だけ言えましたが、彼は倒したままの自転車をさっと起こし、また素早く去って行かれました。
あんな場面に遭遇しても自転車を降りてまで助けてくれる人はあまりいないと思います。
彼の行動の素晴らしさに感動して、涙でました。
帰宅後、何とかこの感動を誰かに聞いてもらいたいと、投稿しています。
あの時のお名前もわからない男性にお礼の気持ちが伝われば尚うれしいです。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
Jタウンネットでは読者の皆さんの「『ありがとう』と伝えたいエピソード」「『ごめんなさい』を伝えたいエピソード」を募集している。
読者投稿フォームもしくは公式X(@jtown_net)のダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、具体的な内容(どんな風に親切にしてもらったのか、どんなことで助かったのか、どんなことをしてしまい謝りたいのかなど、500文字程度~)、体験の時期・場所、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※本コラムでは、読者の皆さんに投稿していただいた体験談内の場所や固有名詞等の情報を、プライバシー配慮などのために変更している場合があります。あらかじめご了承ください)