「おでかけ帰りに思わぬ大雪。必死にベビーカーを押してたら、見知らぬ女の人たちが...」(千葉県・40代女性)
その日、KSさん(千葉県在住・40代女性)は2歳の娘を連れて実家から自宅に戻ろうとしていた。
しかし、思わぬ大雪で電車が大幅に遅延。さらに駅からの帰り道にも雪が積もっていて......。
<KSさんからのおたより>
現在中学生の娘が2歳だった時のことです。
その日は帰省していた都内の実家から、電車で1時間半ほど離れた自宅に戻ることになっていました。
実家を出るくらいのタイミングで雪が降り始めたものの、自宅に着くまでに積もることはないだろうと、ベビーカーに娘をのせ、電車を乗り継いで帰ることにしたのですが......。
このままでは娘と凍死してしまう...
雪はどんどん降り積もり、電車は定刻通りに進まず、自宅のある最寄り駅に着くまでに3時間近くかかってしまいました。
電車を降りてからは、自宅マンションまでは普段なら徒歩3分ほどで済むのに、雪が邪魔してベビーカーが途中でまったく動かなくなりました。
人通りもなく、雪が止む気配もない......。「このままでは娘と凍死してしまう」と不安になったのを覚えています。
そんな時に、2人の見知らぬ女性が現れて、ベビーカーを持ち上げて自宅マンションまで運んでくれたのです。
その女性たち同士も知人というわけではなく、たまたま同じタイミングで通りかかった方たちのようでした。
そのときは御礼を伝えたつもりでしたが、もう一度会えるのなら、もっとちゃんとありがとうを伝えたいです。
あの日ベビーカーにのせていた娘も、すっかり大きくなりました。
反抗期で生意気で大変ですが、あの2人のような優しい女性に成長してくれますように......。
誰かに伝えたい「あの時はありがとう」、聞かせて!
名前も知らない、どこにいるかもわからない......。そんな誰かに伝えたい「ありがとう」や「ごめんなさい」を心の中に秘めている、という人もいるだろう。
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